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しゃかりき



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Posts by kasagi

募集

  • 2008/04/11

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アデュー第2回公演「125日間彷徨」のお手伝いをして下さる方を募集しています。

・制作助手
・演出助手、稽古の手伝い

経験は問いません。ご興味のある方はinfo@adieuadieu.comまでご連絡下さい。
追って笠木からご連絡致します。

どうぞよろしくお願い致します。

笠木泉

リニュアルオープン!

  • 2008/04/10

相馬くんが新しいブログとアデューのHPを作って下さいました!デザイナーのmeeちゃんが作ってくれた素敵なチラシも掲載されております。

見せてもらった時に、あまりの良さに声が出ませんでした。相馬くん、meeちゃん、本当にありがとうございます。

そんな訳で、8日は「125日間彷徨」の宣伝写真を撮りに調布市の神代植物公園に。嵐の中、撮影。モデルは出演者の細江祐子さん。友人のTさんに撮影をお願いする。私は特にやることもないので率先してくだらない話をする。

その後、「125日間彷徨」の顔合わせ的な時間。今回は他の舞台の稽古がある方も多いので、パズルのように稽古して行くつもり。出席者に少し話をして、エチュードをしてもらう。これから2ヶ月間か。台本はまだ書けていない。準備に時間がかかっている。もっと考えなきゃって思っていて、書いては止め、書いては止めている。考えても考えても全然及ばないのだ。前回の台本なんて3日で書いたのになあ。何だよ3日ってありえねえって気持ちである。

今回は「これでいいのだろうか?」という疑問を常に持ち続けていこうと思う。言葉や体、演出全てにおいて。

これから稽古の日々が始まります。皆さん、どうぞよろしくお願いします。

□テーオを初めて見つけた場所に行ってみた。テーオの兄弟らしき猫がわんさか集まって来た。どの猫も両目が輝いている。何故テーオだけメダマが飛び出ていたのだろう?

ヘイト船長とラヴ航海士

  • 2008/04/05

今日は働いた後、渋谷で鈴木慶一LIVE!わーいくぞー!ってことで高山玲子さんと。

大人でかっこよくてセクシーで勇ましい、本当に楽しいライブだった。慶一さんの発するエネルギーに圧倒。そしてプロデューサーでもある曽我部恵一さんが歌った、慶一さんの1976年(ちなみに私が出生した年でもあります)に誕生した名曲「スカンピン」は体が震えました。実は鈴木慶一×曽我部恵一、この組み合わせは私にとってあまりに特別であります。慶一さんとは遊園地再生事業団での共演がきっかけで仲良くしていただき、それから私は「ムーンライダーズ」のあまりのかっこよさに胸をかき乱されることとなったのでした。そして曽我部恵一さんは何といっても「サニーデイサービス」です。確かに私の青春のある瞬間を彩ってくれた音楽でした。私が断然惚れたのは曽我部さんの甘い声と言葉。とにかく心地よかった。アルバムを毎日毎日何度も繰り返し聴いたものです。

高山さんは今現在映画を撮影中らしく私はわたしで頭の中台本のことでいっぱいいっぱいだったのですが、いい感じに影響を受けて大満足し、帰りに幸楽苑(本社:福島県 旧名:「ラーメン会津っぽ」)の280円ラーメンを食べて帰って参りました。280円なのにそんじょそこらのラーメンよりうまいよ。

言葉と音楽と人生の融合。枯れた照明、命を感じる歌詞。服、顔、笑顔。声、叫び声。総じて鈴木慶一さんは、本当にかっこいいと思う。あんな大人になれたらいいのになあ、とライブを見ながら一瞬そんなことを考えた。

加湿

  • 2008/04/03

なんか、たまには宣伝してみようかと思うのですが・・今日の夜9:30からのフジテレビのドラマ「アテーションプリーズスペシャル」に少し出演してます。こんなこと書いて大幅カットされてたらどうしようと小心者の私。

チラシようやく入稿!デザイナーのmeeちゃんのおかげでホントにいいチラシができたなあと・・・。直前になっていろいろ変更させたりして迷惑かけました。

今回紙質、ちょっと冒険してみた。出来上がりが楽しみ・・・・。

さあ、あとは、台本・・・。

加湿器

それにしても気管支の調子、かなり悪い。今年の冬は↑コイツに随分助けられました。喘息になったら口をでかく開けてコイツから出る蒸気を全てキャッチ。目に見えての快復は望めませんが、幾分のどが湿ります。

新学期

  • 2008/04/02

なるべく台本のことを考えて、というより否応無しに台本を書かねばいけない状況。子供の頃宿題もぎりぎりまでやらなかった(もしくは全くやらなかった)私の本は、やはりぎりぎりになりそうだ。

台本のことを考えながら眠ったせいか、非常に怖い長編の夢を見てしまった。

野球場で花火を見ていたらある知人が私を捜していると耳に入った。知人に殺されないようにとだけ祈って私は知らない女性と一生懸命自転車を漕ぎつづけるのだが、夢の最後でそれが演劇の舞台で私は登場人物だったのだと気がつく。演出家は何故か映画監督の古厩智之さんだった。

寒くなったり暖かくなったりで、私の体調に大きく関わってこないでほしい春であるが、桜はさすがに美しくカッコいいですね。

さくら

ナフコ

寒いと白、暖かい時や興奮した時、走り回った後はピンク。ナフルの鼻の色です。

友達の唄

  • 2008/03/25

21日。バッハの誕生日だそうです。NeophiliaClassical#4「持ち寄りバッハ」を聞きに行く。

演奏前に音楽事務所Neophilia代表である吉岡光晶くんが挨拶をする。彼は私の幼なじみであるサヨちゃんの弟である。彼のことはこーんな(と、腕を下に伸ばし手のひらをピンと張るポーズ)小さな頃から知っている。その彼がスーツを着てピアノを弾いたりマイクを手に喋っているのを見て、妙な気持ちになり、不覚にも泣きそうになった。泣いてはいない/泣きそうになっただけだ。彼も私が舞台に上がっているのを何度か見ているはずだが、「ああ、いづみちゃん、大人になったなあ」とか泣きそうになったりするのだろうか。ないね多分。

その後の演奏を聞きながらやはり思い出すのは小学校の時のことで、私とサヨちゃんは吹奏楽部だった。サヨちゃんはフルートで私はテナーサックス担当だった。毎日毎日「背番号のないエース」(タッチのテーマ曲)と「アフリカンシンフォニー」いう曲を一生懸命練習した思い出がある。

音楽を聴くと本当にいろんなことを思い出す。家でも、コンサートでも、街の中でも、記憶がぶわあっと蘇るのが怖い時さえある。

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22日。上村くんと焼き肉を食べた。私はごはんを注文しモリモリ食べたのに、ヤツはnotごはん。困るなあ、そういうの。いろんな話をする。笑い過ぎた。

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23日。暖かい日だった。代々木上原の「FireKing Cafe」で友達とお茶をする。彼女と会う時は「じゃあ、×時にいつものところで」というメールで、もうこのカフェと特定できる程。面倒なのでもうここでしか会わない。つぶれないでくれ私の唯一の行きつけオシャレカフェよ。帰り際、彼女の携帯に配信されるニュースで荒川沖の通り魔事件を知る。

島尾伸三の「父・島尾敏雄」という文章を読み、感動する。

アデューのチラシ案がみーちゃんより。ほぼ完成だと思う。美しいチラシになりそうだ。戯曲、依然書けない。じりじりしている。

ナフル

理想/別れ

  • 2008/03/20

祖父の葬儀も無事に終了し東京に帰って来ました。

祖父が亡くなってから、いろいろなことを考えました。生きること死ぬことや、葬式のドタバタについて、家族についてなどなど。

今は亡くなった祖父を大切に思うのと同時に、自分のことをしっかり大切にしなければいけないと感じています。例えばの話ですが、何かの結果自分が傷ついたり自分が周りの人間を傷つけることが、生きていればよくある話な訳です。でも、別に誰も自分を傷つけたい訳じゃないし他人を傷つけたくて言葉を発するわけじゃない。それは意思ではなく状況に過ぎないわけです。たぶん運とも言えます。運は自分や周りを幸福にするし、不運はその逆。

残念ながら運に見放されてしまったら、なるべく状況が悪化しないように、または間違ってそうなってしまった時に強靭でいられるようにしたいと思います。

本当に自分と他人を大切にするためには何が必要かを考えつつ、面倒で無駄な考えを捨てて、落ち着いて、呼吸をして、これからも頑張ろう。

※※
最後優しい気持ちで別れることができたので、あまり悔いもないし、静かないい別れだったと思う。

無駄な体でごめんなさい

  • 2008/03/11

知ってる。早く寝なくちゃいけないことぐらい、知ってる・・・。

でも眠れないのです。

何故なら、アデュー公演のことを考えてたら頭の中が大変なことになってしまったからです。

照明って何?

舞台装置って何?

打ち合わせって何?

バトンってどうするの?

稽古場って何?

タタキって何のこと?

あーあーあーあー(と手のひらで耳をばんばんたたくしぐさ)。

とにかく今月は準備準備準備の日々だという訳です。

頭の中だけで考えていても仕方ないので、とにかくどんどん決めて行かないといけない。わかってるのに、youtubeで昔のテレビ番組とかいろいろ見てしまった。かなり長い時間。無駄な時間だけで構築されている私の体は。

舌出してる

沈殿

  • 2008/03/09

帰京。

なんかこの2週間程ばたばたしていて、ゆっくり眠ってもいないしきちんとご飯も作って食べていない。ビタミン剤とか、そんなんばっかり飲んでる。実家では母と二人でかっぱ寿司だったし。

疲れたからか、リーディング公演の反省から始まり、芝居のこと、日々のこと、自分自身の生き方そのものや考え方に自信が持てなくなってしまった。挙げ句の果てに契約しているプロバイダのテレフォンオペレーターさんに腹を立て怒鳴ってしてしまう。お互いちょっとした行き違いがあったのだが、相手のある一言が引き金になり私がキレてしまったのだった。電話を切った後、ものすごく落ち込む。疲れている自分が悔しくて、余裕がない自分が情けなくて悲しくなる。

そんなこともあり、「私は今とても疲れている」と自分で気がついたのだった。

反省をたくさんして、もっともっとタフな人間になりたい。ささいなことでへこたれるようなことではつまらない。そう思っているけれど、なかなかそうはいかない。すぐにへこたれる。そして同じことを延々考え続ける。

こういう悩みスパイラルの時に私は「しっかりしなくちゃいけない、がんばらなくちゃいけない」と思う方で、その「しっかりしなくちゃ」的頑張りが余計自分を追い込んでしまう。もちろんその時は大丈夫だと思って追い込むんだけど、大丈夫だったためしはない。考え続けるあまり自分で自分を見捨て思考停止になってもっと面倒な事態に陥る。その方がやっかいなんだよね、あとで。だから今回は、休む。寝る。あんまり追い込まない。休んだらきっと復活するはずだから、自分で自分を待つしかないんだ、もうこういう時は。

さあ、今後の人生後ろめたさも面倒臭さも全て背中にしょいながら何とか前に進んでいけるだろうか。いや、進まないと困るんだけど。
※※

山本文緒、内田樹の本を読む。二人とも初めて読みました。映画「あ・うん」「タロットカード殺人事件」を観る。「あ・うん」は、高倉健なるほどなあと感心しつつ涙を流しながら観ました。高倉健に興味なんてなかったのだけど、ずっと。やっぱりカッコいいんだなあ。「タロット・・・」はウディ・アレンの出しゃばった芝居もたまにはいいなあと思うし笑っちゃうんだけど、私は最近観たアレン出演なしの「マッチポイント」の方が好み。

テーオ

アクワリウム終了

  • 2008/03/03

「アクワリウム」終了しました。ご来場下さった皆様ありがとうございました。

今回私はたくさんの初めてを経験しました。熊本から来た「劇団0相」との出会いは、全く会ったことのない人たちとの作業。戸惑いもありましたが、皆さんの優しさ、作演出の河野さんの真摯な姿に励まされ何とか本番を迎えることが出来ました。本番中も今まで感じたことのない気持ちをふと感じたり、新しい感情が芽生えたり、反省したりと精神的にもかなりぶれていたのですが、それはそれで新鮮で楽しかった。大事なのはこの新しい感情を分析することかなと思ったりしています。

河野さんは稽古場でいつも全力で取り組んでいたようでした。常に自分の言葉と格闘していました。「(慣れないウィークリーマンションで)ちゃんと寝てるのかな」と心配になることもあったけど、何とか本番まで元気だったからほっとした。「アクワリウム」の本公演は今年の初夏に九州で。一体どんな舞台になるのか、楽しみです。

アドバイザーの宮沢さんともいろいろ話しをすることが出来ました。宮沢さんが演出する舞台に出演させてもらったことは何度もあるけど、ちょっと離れた位置から作品に関わるという作業はこれまた初めて。宮沢さんが稽古を見に来て戯曲や演出や俳優の芝居にアドバイスをしていき、次の日みんなの芝居が劇的に変わった瞬間を見ることができたのはちょっとした感動だった。稽古中に宮沢さんのお父様がお亡くなりになって非常に大変な時期にも関わらず、ご実家での告別式を終え東京に戻り、本番前の通し稽古を見て下さった。そして的確なアドバイスを発信してくれる。本当に、もう何というか、頭が下がる思いだ。プロの仕事を近くで見ることが出来て、私は本当に幸福だと感じる。

宮沢さんのお父様には何度かお会いしたことがある。初めてお会いしたのは確か12年前の遊園地再生事業団公演「蜜の流れる地」を、宮沢さんのご両親が見に来た時だったように思う。お父様が「(芝居の内容が)よくわからない」というような感想を言ったと宮沢さんが笑って私たち役者に話してくれたのではなかっただろうか。もう何年前か思い出せないけど「月の教室」という舞台を宮沢さんが静岡県袋井市で作った後に白水社でその戯曲が書籍化されることになり、巻末に収録される劇中歌CDの録音に参加した。その時白水社Wさんと一緒にご実家に泊めていただいたのだった。お父様は笑って挨拶をしてくれたように記憶しているが、何を話したのかは覚えていない。記憶の中では「何も喋らなかった/お父さんは何故か笑っていた」気がするのだが、どうだっただろうか。最後にご挨拶をしにいくことはできなかった。宮沢さんの話を聞くとかなり破天荒な人だったらしく、そのエピソードのあまりの面白さについ笑ってしまうことがあった。宮沢さんが日記に書いていたように、生前「死なない」と公言していたそうだ。しかし死はやってきた。でも、生きていたその姿はご家族の記憶の中にずっと生きていく。そしてとても優しい笑顔だったことが私の記憶にばっちり生きている。それも一つの「死ななさ」なんじゃないか。私の中にも「死んだけど死んでない人」、たくさんいる。彼や彼女は私の体の中にいてくれるとふと感じる時があるのだ。

「アクワリウム」には「片目の猫」が出て来て、それは今や我が家のカーテンクライマー・テーオも出会った時から片目(正確に言えば片目が飛び出していた)だったので、不思議な縁を感じました。この戯曲の奥にあるものは非常に恐ろしい現実で、水俣病という公害病が身近に存在する熊本在住の河野さんだからこそ書けるテーマなのだと思う。さて、テーオの目は何故飛び出していたのか?摘出手術をしてしまった今となっては全くわからないけど、テーオは特に気にしている様子もなく相変わらず家の中で暴れ回っています。暴れ過ぎ元気過ぎで食べ過ぎ。

アヤナちゃん

熊本大学生、自分のことを「自分」という男前のアヤナちゃんは、稽古中に一度熊本に帰り大学の実習を受けてまた東京に戻ってくるという超ハードスケジュールをこなしました!えらいよアンタ。おつかれさまでした。別れ際「かさぎさん、会えなくなるの寂しいですよ。熊本に来て下さいよ。」って言ってくれた。いつか行きたいなあ。

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