八がツ
- 2011/08/02
■新しい月が始まった!
■新しい月のその初日、すなわち1日はなんとあまりに久しぶりの休み。幸せ過ぎて泣きそう。泣いてる場合じゃない。と、郵便局行ったりドトール行ったりヨーカドー行ったりした。
■それから私の現在の心を支えるのが「料理妄想」で、セリフ覚えの集中力が切れたら料理本読んで頭の中を料理妄想で満たしたいがため、高山なおみさんの本などを常に持ち歩いている。時間がなくてなかなか料理ができないけど、頭の中であんなんこんなんと思いを巡らせることが今一番の楽しみなのだ。
■で、今日は妄想じゃなくて実技。急にどうしていいかわからなくなる小心者の私。やっぱり女は妄想が一番なんだな。でも実家から送られてきたじゃがいもナスでグラタン、そして我が家の庭で栽培していたゴーヤを初収穫して作ったおひたしが素晴らしく美味しくて、これはもちろん節電のための「グリーンカーテン」であるところのゴーヤなわけで、私が福島県出身であることはこのゴーヤを育てはじめる大きな源にもなっているので、それはそれは美味しく感じられ、私はいつでも故郷を思っているよと、遠い沖縄の野菜に語りかけながら食べた。
■明日からまた稽古、稽古。稽古が出来る幸せ、私にとって唯一無二の人、矢内原美邦さんと一緒に舞台が出来る幸せをかみしめている。私もミクニさんと一緒に新しい地平に行けるように頑張る。あ、あと山本くんと将一朗に助けてもらう。二人に迷惑かけていく。公演終わったら謝る。そんなこんなであと一ヶ月かあ。皆さん見に来て下さい。この舞台はすごく面白くなる。確信しています。「前向き!タイモン」
■休みが終わる。
メモ
- 2011/07/30
■どうしても、これだけは書いておきたいのだが、自分のためになんだけど、稽古で今悩んでいることは決してムダにはならないと思う。だから思う存分悩めばいいはずだ。一番簡単なわかりやすい方法を手にして出来たなどと思わずにやっていった方が、というかそれしかないんだと思う。今身体と心が分離していてとても気持ち悪い。それを収めるのが自分の仕事なのだしやりたいことの第一歩だし、それができなければ意味がない。
■このようなことを書くことにもちろん抵抗だってあるけど、とにかく今はトンネルの中なのだから、手をのばしてゆっくりと進むしかないんだ。転んでもいい。はず。悩むのが嫌ならやめてしまえばいい。
■稽古に行ってきます。
稽古続く
- 2011/07/27
■稽古がすこしづつ進んでいます。毎日面白いです。
■こんなに台本と格闘するのはいつぶりか・・ってかっこいいこと言ってますけど、単純にセリフが頭に入らないのです。老化でしょうか。まあ、老化だろうとなんだろうと覚えなくちゃいけないんだから、理由はどうでもいい。「覚えた」と思って稽古場に言ってもいざとなると口が回らなくて言えなかったりで自分にがっかりして帰ります。で、家でファミレスでドトールでカラオケでセリフを覚え、の繰り返し。というわけで一人カラオケデビューしました。歌はせっかくだから一曲だけ歌ったよう。
■まだまだ、稽古はあと一ヶ月あります。追いつめられすぎないように自分をコントロールすることが実は一番大切です。メンタル第一(とにかく弱いからねメンタル)。でもね、稽古って、例えば4時間やって、一瞬ひらめきがやってくる時があるんですね、役者としてというか、人としてというか。それに出会える日々っていうのは本当に貴重だな、ありがたいなと強く思う。人の言葉に触れ、自分が触発され、イメージが湧き、理解し、間違いに気づく。私の、私たちの人生が、これからも長く続くかもしれない人生を、わたしは4時間の中で何度も何度も考えてみています。
■ちなみにドトールのヨーグルン、新しい味のキウイが一番美味しいと思います!
ありがとうございました。
- 2011/07/15
■はえぎわ「○○トアル風景」にご来場いただきまして誠にありがとうございました。
■書きたいことがたくさんあるのですが、はえぎわ千秋楽の次の日からミクニヤナイハラプロジェクト「前向き!タイモン」の稽古がスタートし、これはもう言葉にできない状態になっておりますのではえぎわの舞台については一息つけたらまた改めて文字にしてみたいと思います。一息つけるかどうかが問題だけどね・・・。
■それにしてもバテています。まいったよう。眠れないのがいけないね。だから何とか食べて乗り切ろうと思っているのですが、これ、太りますかね?どうですかね。いやですね。困りましたね。でも精神的には焼肉とかステーキとかばんばん食べたい感じです、久しぶりの身体的飢餓状態。ああまずいよ。あと集中力が続かない。これは糖分か。ぶどう糖オーバードーズか。
■ああ、遠くに行きたいな。誰もいない海とか。誰もいなかったら寂しいか。じゃあ誰かいる海とか。あ、別に共演者の山本圭祐くんと鈴木将一朗くんが嫌なわけじゃないよ。この二人に嫌われたら私終わりだよ、マジで。やさしくしよう。お菓子とかあげよう。あと悩み事とか聞いてあげよう、したり顔で。にやにやしながらもっともらしいことを言っていい感じに好かれよう。そして笠木さんを助けようと思わせるんだ、私よ。
■うそ。とにかくがんばります。
早朝に
- 2011/07/11
■滝寛式さんと金珠代ちゃんの紹介をする前に楽日になってしまいました。最終兵器として温存していたのに私のバカ。終わったら書こう。意味なし。
※※
■本番中はまあ結構日常が送れなくなる派で、いろんなことが適当になります。家事しかり、片付けしかり、食事もあまり作りません。何かどうでもよくなってしまうのです。もうずっとそう。長いことこんな本番を過ごして来た。一度人間としてちゃんとしたくて本番中も日常を意識したら何だかつらくなってしまったことがあり、どんだけー芝居好きなんだと自らを貶める結果に陥ったわけなので、あきらめているんです。
■昨日東北で地震があり、津波注意報が発令されました。
■母が住んでいる街が心配でした。連絡もとれず、しかし津波の情報があったら油断せずに逃げるという取り決めはしてあるので逃げているだろうとは思っていました。
■でも、私はとても怖かった。またどこかであの津波が来るかもしれないと思うと、実家が流されたらどうしようとか、原発に被害が出るかもしれないとか、誰かが苦しくかもしれないと思うと足下がぐらぐらしてしまった。本番の緊張もあったのだけど、目眩がして、まあ、結果的には大丈夫だったのですが、ああ、そうか、これから私はこの不安を胸にかかえて生きていかねばいけないのだと改めて理解しました。何度も理解したつもりだったのにできていなかった
■日常は流れていきます。押し流されていきます。でも私はそうもいきません。流されない抵抗もするでしょう。留まることもきっとあります。うまくいかずに泣くでしょう。そんなことはもう35年も生きていりゃわかりきったことなのです。スマートさゼロ、マイナスか、突き破るかぐらいのネガティブさと、そこを跳ね返す暴力的明るさでこの日常を生き切る。不安を乗り越えずとも一緒に生きていく。その覚悟を昨日改めてしたのです。セリフの練習をしながら。
■ところで、本日で震災から4ヶ月。そしてはえぎわは本日楽日です。長かったような短かったような非日常が終わります。私にとっては忘れられない舞台になりました。生きる力でした。最後楽しんできます。見に来て下さった皆様、本日見て下さる皆様に感謝。平常心で無我夢中。わーいたのしんでこよー。さらにところで昨日ハイバイの平原テツさんと初めて喋ったのですが、あまりに面白くてびっくりしました。それはそれは衝撃的な面白さ。
真夜中に
- 2011/07/01
■夜中、最近全然眠れない。気が落ち着かないのか。
■はえぎわの稽古中で、毎日水天宮前に行っている。暑いなって思う。でも暑くても平気。稽古場は楽しい。二回目の参加だから前回より皆とコミュニケーションとれてる(気がする)。前回はずっと緊張してたな。今も緊張してるけど何か違う。ここで2回もシバイできるなんて嬉しいなんて気持ちは置いておいて、全ては終わりがある。もう何回もこんなの繰り返して来てるし、それでいいんだけど、やっぱりあの日から、私は別れとか悪意とかにめっぽう弱い。隣人に嫌われたくないし、また嫌いたくないとか思う。無常観からのスタートではあるけど、皆に優しくしたいのだ。妙に。妙な優しさだから逆に怪しまれる可能性大だけど。
■稽古中はさらに楽しい。人のシバイを見ているのが本当に楽しい。顔の表情とか面白い。だから皆髪を切ったりして前髪が短いと助かる。顔がよく見えるから。ノゾエくんの顔を見ているのも楽しい。役者と同じ顔している時がある。同じ気持ちになってるんだなって思う。
■作品はすこしずつ形が見えて来て、これからまだ最後まで自分のシバイのことを考えて稽古していかねばならない。苦しんでも別にいい。苦しまないでもいいけど、私はたいていダメだ。エンゲキを楽しめない。つらい。客観的になり、頭が変になる。じゃあ何で役者やるんだよという話ですがね。もちろんつらいばかりじゃないさね。楽しいからやってんですがな。でも今回も結構厳しい。ハードルが高い。いつもそうだけど、私の能力の何十倍ものセリフがのしかかる。こんなセリフ言えない、と、どのシバイに出ても軽く絶望する。今回は絶望の日々です。
■でも精一杯やるだけだ。能力ないなら、泣きながらでも、ダメだったらまた考えてやっていこう。とにかく、私にできることをやるしかないんだ。今わたしノゾエ丸に乗っているんだ。いいでしょ?
■オチはないですが、大丈夫ですか?ダメですか?寝るぞ。
井内ミワク/鳥島明
- 2011/07/01
■今日は宝のような二人です。
■井内ミワクさん。
■劇団創立メンバー。私がはえぎわ初めて見たのは何年前だ?10年以上前であることは間違いないな。当時舞台上で暴れまくっていた(というか皆暴れてたけど)、あの井内さんと今共演させてもらっているかと思うと感慨深い。あの時「この劇団、何て危険なんだ」と思ったのを覚えている。ストーリーとか以前に、出演しているメンバーの内なる狂気を感じたのだった。井内さんは普段本当に穏やかな人で、優しくて、一緒にいると幸せな気分になるお姉さんだが、ノゾエ氏の一言で狂気全開危険な女に変身する。地続きなのに唐突。これがすごいかっこいい瞬間なんだよ!一瞬なんだから!稽古見てると二人の関係は強固な絆で結ばれているのだなあと前回公演で思いました。でもどんなシバイをした後も井内さんはどこ吹く風。鼻歌を歌っております。スナフキンみたい。女だけど。大好き。
■鳥島明くん。暗い表情。
■鳥島くんはとにかく優しい。いつも私に気をつかって話しかけてくれるのでそれだけで相当な高得点なのだが、何より顔が好き。見ていて飽きない。目が離せない。稽古中のダメ出しを聞いている時の顔さえ気になってしょうがない。相当滋味深い。鳥島くんを見ているといろんなことが思い浮かぶ。彼の人生、彼の思想、彼の喜び、悲しみ・・・。気になって仕方ないです。豊かな顔であり、きっと内面が豊かなんだと思う。あと皆にいつもいじられていて、かわいい。いじられて笑っているその姿が。ところで本当にすごい内股でさすがの私もびっくりしている。そして内股であることにさしてコンプレックスを感じていなさそうなのだ。それがすごい。私なんて「うちまた星人」といじめられたこともあるのに。
■稽古が進むにつれ、書く量が増えている。こんなに書くつもりじゃなかったのに・・。あと基本的にほめ中心ですので、皆さん劇場に来ていただいて、鳥島くんの顔とか、諸々確認していただければ幸いです。
■はえぎわ「◯◯トアル風景」は6日からだよ!スズナリだよ!
竹口龍茶/富川一人/師岡広明
- 2011/06/30
■稽古のことばかり考えていて日常は疎かです。というわけでパソコンも開いてなかった。メール380件・・・。
■はえぎわ出演者の紹介も早く書かないと公演が終わってしまう。急いで、わたし!
■眩しそうな顔、竹口龍茶さん。ロンチャさん。いい名前だね。
■ロンチャさんは超アスリートみたいな身体してて、毎日走り込んでてて、運動神経抜群で、いつも皆の中心にいて、会話の回し方がハンパなく上手い。上半身は為末大みたいだよ!クラスのイケてる男子、って感じ。男子第一グループだったでしょきっと。町田さんといつも何だか男子っぽい話してる。たぶんあまりにくだらない話題で盛り上がってるっぽい。社交的で、面白くていつも助けてもらってます。イケメンでしょう?でも私の中では笑顔が松田聖子みたいって感じ!舞台上でもかわいいんだよなあ。しぐさがちょいちょい可愛らしい。本人にいったらきっと照れるし怒ると思うけど。九州男児だし。
■富川一人、あだ名はトミー。
■富川くんは前回も一緒に出演させてもらった。稽古初日に初めて会った印象は「しゅっとしたかっこいい人だなあ」(しかしその「しゅっとしている」というのは単なる着痩せだったことに気がついたのはそれからまもなくのことでした)。舞台上でほとんどからむこともなく、稽古前半はそんなに話すこともなかったのだけど、何故かある日、「ロンチャさんと二人でトミーをいじると何かと盛り上がる」ということを発見し、あれからだ、彼と仲良くなったのは。人生日々発見だなあ。トミーをからかうことで私がなごむ。ありがとうトミー、犠牲になってくれて。かっこいいのになあ、そのままかっこよくしてればもてるだろうになあと思う部分が多々あり、そこがきっと素敵な部分。だから一生もてなくていいよ。一生もてなくて、いいんだよ。
■師岡広明くん。あだなは「もんち」。呼んだことないけどかわいいあだ名。
■師岡くんとの出会いは衝撃的だった。今年の正月に見た舞台で彼があまりにも面白かったのだ。だから今回共演できると知った時はすごく嬉しかった。私は面白い人をつい盲目的に目上の人だと勘違いしてしまう傾向にあり、さすがに年上とまでは思わないまでも30歳ぐらいかなと勝手に思っていたら26歳。9つも下だった。がーん。師岡くんのことを書くときっと止まらなくなると思うのでやめるけど、私が正月に出会った衝撃は今も日々更新されていて、それは本当に幸福です。で、さらにいうと私は面白い人というのは私のことを面白くないと思っているのではないかと思っているという非常に面倒な精神構造を持ち合わせているので、この人が私のことをつまんねえなと思っていたら嫌だなあと思っています。わかる?この感情。あとAKBとか好き過ぎ。26歳だしいいのか。
■はえぎわ「◯◯トアル風景」絶賛稽古中!というか稽古あと4日。是非是非見に来て下さい。チケットははえぎわでも私に直接メールでもかまわないぞ!明日も書くぞ。書いてやる。
はえぎわ/町田水城/山口航太
- 2011/06/26
■はえぎわ劇団員の町田水城さんです。ずっと前からファンです。
■舞台の上では迫力あって何か目が離せない。稽古中も町田さんを目で追ってしまう。映画「未来の記録」も町田さんがとても素敵でうーんと唸ってしまった。
■普段は何考えてるのかよくわかんない感じもあるし、飄々としているというかのんびりしている感じの人だ。意外だった。竹口龍茶さんとにやにや話してる姿は男子校生かよと思うのだけど、でもいつも私に気をつかってくれたり、言葉をくれたりする。優しき兄貴。あとよくタンクトップ着てます。オトコらしいな。
■遠近感がよくわからない。山口航太。山口くんはでかい。ごはんも2合炊いたら2合全部食べちゃうって。口癖が「いっちゃってください!」。何を?
■大きい人の近くにいると無条件に安心するなと思う。今稽古場で隣に座ってるんだけど、隣に大木が立っていてその木陰で休んでいる感じ。あ、いい意味で。そのビックな存在感と、たまに垣間見せる優しい笑顔に稽古場の女性陣はメロメロにはなりませんが、「新たな癒し系」であることには間違いないなあ。
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