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ツケ

  • 9月 03, 2008

この何ヶ月かなんだかんだと忙しくしていたツケが一気に来る。すごく疲れてるんだ、きっと。気持ちを休めてもいいだろうかと誰にでもなく話しかけている。気持ちがね、自分のペースを取りもどそうとしても、追いつかない。ダメな状態。しっかりしなければいかんです。

来週末はいよいよ水戸短編映像祭!私はまたもやコンペティション部門の司会をさせていただきます。今日最終候補作のDVDが水戸から送られてまいりました。少しずつ、じっくり見させていただきます。そして映画祭初日には冨永昌敬監督の最新作「シャーリーの転落人生」が上映されますよ。先日ちょっと見させていただいたんですけどね、これは大変面白い作品になっております。私は何だかもう大変な役をやっております。是非是非北関東在住の皆様。見てください。

福田首相が辞めましたね。完全に疲れてますね、あの方。自虐的だし。それにしても次は麻生さんなんでしょうか。なんだかなあ。

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ナフルの近況/家政婦状態/身の毛

  • 9月 01, 2008






ナフル(黒白)は、今まではだいたい苦みばしった顔でこちらを見ているだけ、声をかけるとしっぽは振るがそれ以上の反応は基本的になし、マタタビの袋とかにかま味の猫用おやつを提示したときのみ狂ったように走ってくる、って感じだったんだけど、最近ちょいとした変化が見られる。

「ナフル!」と声をかけ(この時点ではまだ苦みばしった顔でこちらをじっと見ているだけ)、私が「こっちにおいで」と手のひらをひょいひょい動かすと「ニャ」だか「ギャ」だか短い返事をして、ひょいひょい私の元に来るようになった。

「なにか美味しいものをくれる」と思って来ても私の手のひらには何もない。毎回だまされるバカ猫。しかしナフルは怒らず私の膝の上に乗って眠る。だましてすまない。長生きしてくれ、ナフル。

テーオ(トラ柄)は、相変わらず私が近づくだけで逃げます。

ドアの向こうから部屋の中にいる私を眺めていることが多いテーオ。片目のためか、こちらからは彼女の右半身しか見えない状態なんです。左目はないので当然のごとく右目で見るしかなく、よってだいたい体の左半分は隠れています。いつも「家政婦は見た!」状態。

「家政婦は見た!」で思い出したんだけど、昨日松っちゃん(松本清張先生)の「熱い空気」を読了しました。この小説はテレビドラマ「家政婦は見た!」の原作なんですね。市原悦子さんが演じている家政婦の性格があまりに悪くてびっくりした・・・。どうやらドラマになった時点でキャラクター設定が変化したらしいのですが、あの私たちのよく知るある意味「ドジだけど正義の味方」的な家政婦はどこにも存在しませんでした。まあ、小説の悪女ぶりはある意味痛快で面白かったです。ラスト5行の残酷さはさすが。本を閉じながら「身の毛のよだつとはこのこと」と感動しました。でも、考えてみるとこの小説誰も死んでない。素晴らしい。

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体重計/悪夢/前

  • 8月 29, 2008

27日、久しぶりの晴れ間。宮沢さんのお見舞いに行く。笑うとまだ胸が痛むようだが術後は順調のようでほっとした。傷は痛々しいが、手術のおかげでこれから健康体になるのだか傷もありがたいものに見える。笑うと傷口が痛むのはわかっているはずだが、ついくだらない話で盛り上がり自ら痛みを誘発していた。まあ、私も悪いです。ゆっくりといろいろな話をする。寂しい話も。

何度かお見舞いに行っているが、ここ最近は私が帰る時「じゃあ、計ったらどうだ」と宮沢さんは必ず面会室にある体重計を指差す。私も毎回「それだけはほんともうちょっと無理なんで」と行って病院を後にする。

28日、某ドラマの撮影。朝早かったので休憩中にイスに座ったまま仮眠をとったら「突如顎がガクーンと外れる」夢を見た。しかも治ったと思ったらまたすぐ外れる、その繰り返し。さらにそこに「金縛り」の感覚がプラスされさながら超・悪夢。そして一番たちが悪いのは、あの「夢だが現実だかわからん感じ」。現実だと思って夢に対処しぐったりしてしまう、あの感じです。もう、本当に外れてると思ったからね、怖かった。疲れてるのかな。

仕事が楽しい。ずっとこの仕事をしていられるようにしたい。へこたれずにいい仕事をしたい。この数日、そのことばかりを考えている。いい舞台とは何か、いい仕事は何か。来年の活動に繋がって行くように考えを止めないように。とにかく前にと思う。

角田光代「八日目の蝉」読了。面白かったのですが「(好きな男の)子供が欲しい」という感情の書き方にちょっと違和感を感じるんだけど、どうなんだろ。皆女性は共感を持ってこの本を読み終えるのだろうか?

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大好きな女優さん

  • 8月 27, 2008

深浦加奈子さんが亡くなられた。びっくりした。大好きな女優さんなので、いつか共演させていただきたいとずっと思っていたし、第一まだお若いではないか。何てことだろう。一度お会いした時の豪快な笑顔とおしゃべりが思い出される。

何だか寂しい。とても寂しい。大好きだったのです。心からご冥福をお祈りします。

※※

いろいろな人の力を勝手に借りて、私なりに精一杯生き切れるように頑張ろうと思った。生きている人亡くなってしまった人どちらがどうとか差はない。生きている人亡くなってしまった人の全ての信頼する人たちから力をお借りして。

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また会おう

  • 8月 25, 2008

8月21日、世田谷区喜多見を離れる日がやって来た。

2年間しか住んでいないがとても愛着のある町だった。世田谷の端っこで駅前にも特ににぎわいは見られず「どこに住んでるの?」と質問され「喜多見です」と答えると「それどこ?東京?」と言われる率が非常に高い、この町。夜は静かだった。近くには野川が流れていて、白い鳥が川辺で水を飲んでいる。喜多見側から成城学園前に行くにはものすごく急で長い坂を登らなければいけなくて、私はその坂を密かに「セレブへの大きな壁」と呼んでいた。坂を登った瞬間から豪邸豪邸また豪邸なのだ。喜多見は成城の横でいつも静かに佇んでいる。

前の日、隣に住んでいるMさんに挨拶に行った。

Mさんは以前ここの日記にも書いたことがあるが、石井苗子に似た美しいおばさんである。猫が大好きで私が喜多見に引っ越してくる前には3匹飼っていたというが、全て見送り、今はもう育てる体力がないので「町の猫おばさん」になり野良猫に愛情を注いでいるということだった。

テーオが脱走し一週間帰ってこなかった時に、Mさんは一緒に探してくれた。稽古で帰りが夜の10時以降になり、探す時間がなかなか取れず焦っていた私に「絶対に見つかるわよ」と言葉をかけてくれた。夜中の3時に探しに行こうと家を出るとMさんは外に出ていてテーオの名前を呼んでくれていた。そんな時間に・・・と思い頭を下げたが本当に嬉しかった。

隣人とこんなに深くおつき合いしたのは初めてだった。植木鉢を頂いたり、作ってくれた料理をおすそ分けしていただいたり、芝居でくたくたになっている私を見て励ましてくれたり、2人で長々と世間話をしたり、相談をしたり、思い出を披露した。Mさんの飼っていた猫たちの話やアメリカにいる娘さんの話はとても面白かった。Mさんは母よりも年上だけど、私たちはいいお友達のようにお付き合いしていたのだと思う。

インターフォンを押して、出て来たMさんとお話ししている時に、私は冷蔵庫に私が以前渡した舞台のチラシが貼ってあることに気がついた。見に来て欲しいとかそういうことではなく「こんなことやってるんだよ」と教える為に渡した1枚のチラシはアデューの第一回公演のものである。大事に貼っておいてくれたんだと嬉しかった。

感謝の気持ちを込めて手紙を書いて渡したが、Mさんからは私が書いたより何倍も長い手紙と、「マティス」と「ロートレック」の画集などをいただいた。

そして引っ越し当日、「新しい家で食べてね」と茹でたトウモロコシをいただいた。
トウモロコシが入ったその紙袋には保冷剤まできちんと入っている。今度こそ涙が出た。ずっと丁寧に接してくれたMさんに甘えて、この2年間猫達と生きることができたのだと思うと何というか本当にいろんな気持ちがだだもれてきてしまったのだ。それでも「ここで生活できて本当によかったです」と何とか伝えることが出来た。

引っ越しを手伝いに来てくれていた私の母は、その光景を見て、何というか、ぼんやりしていた。私と母よりも年上のMさんがなんやかんや言いながら泣いているのを見て、不思議な気持ちになったんだと思います。

※※
中学1年の時千葉県柏市から東京の田端に引っ越した時は友達や思い出と別れるのがとてもつらくて引っ越しの日に大泣きしたことを今でもよく覚えている。父の運転するカローラから見える町の姿を絶対目に焼きつけておこうと子供心に思ったものだ。

引っ越しでこんなにも寂しい思いをするのはあの時以来だ。

人生において13回目の引っ越しかあ。まだまだ流浪は続くのかしら。

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勉強しまっせ

  • 8月 23, 2008

引っ越し無理矢理完了。

21日の夕方、雷雨の中をびしょぬれになりながら頑張ってくれた引っ越し屋さんよ・・・本当にありがとう。

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忘れてた

  • 8月 19, 2008

わけではないのだけど、16日は劇団兄貴の子供の公演
「流れ星だ。」を見に行ったんだった。

mikuni yanaihara Projectで共演した山本圭祐がバッファロー吾郎のどちらにも(木村:竹若=4:6)似ていたのは今更な感想だからいいとして、お芝居面白かったです。マンガ大好きだねきっと、作家の小田学さんは。知らないけど。って小田さんは映画作家でもあるんだよなあ。水戸短編映像祭のコンペティション部門にノミネートされたり。多才だ。それに、OFFOFFシアターであんなビッグな仕掛け初めて見た。すげえなあって素直に思ったものさ。

渡猛さんという人が、面白かったなあ。この人、前回公演でも面白かったので気になっていたのです。なんというか華があるし、長尾謙一郎のマンガに出てきそう。竹若も面白かった。あんまり汗かいてなかった。「五人姉妹」の時は瀑布のように汗かいてたくせに。

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50円/1650円/藤岡

  • 8月 19, 2008

17日夜はアデューに出演してくれた青山麻紀子ちゃん出演、世界名作小劇場「マーチ!」を見に新宿御苑へ。かわいかったわ、青山ちゃん。終演後、岸潤一郎くんと山本大介くんとboku-makuhariの岩崎くんと一緒にさくら水産へ・・・皆でメニューを見ながら「魚肉ソーセージ50円」「塩辛100円」「マグロ刺身280円」に卒倒する・・・。生魚はさすがにパス。どういうことになっているのかイマイチ理解できない値段設定。安いのはありがたいけど、安すぎて怖い。岩崎くんともたくさん話した。楽しくてずいぶん酔っぱらった。

18日、終日荷造り。終わらない夢を見ているようだ。休憩中、読書。本屋大賞受賞している本なので期待しながら少しずつ読み進める。随分前からすごく読みたかった本なのだ。読むのが早いから(あと、せっかちだから)スピードをセーブしながら読まないとあっという間に読み終わっちゃう。この本はコストパフォーマンスを考え、ゆっくり読むことにした。ゆっくり読むということは、よく噛んで食べることにも似ていて、私自身には実際不自然なんだけど、憧れではあります。豊かな感じがするから。さ、面白いだろうか、楽しみ楽しみ。

□このポスター、私がモノゴコロついた時からおじいちゃんの自転車に貼ってあるのだが、つい最近までこの人を「藤岡弘」だと思っていた。よくよく見たら別人じゃねえか。っていうか、よくよく見なくても藤岡ではない。これ、誰だ。

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帰省

  • 8月 17, 2008

実家に帰って新盆。田舎の新盆は忙しいよ。話によると「日本の中でいわきのお盆が一番忙しい」らしい。やっぱね。子供の頃からおかしいと思ってたんだよ。東京にいる地方出身者の友達に聞いても「あんたの家みたいにそんな忙しくないよ・・・」って言われるしさ。

お線香をあげに来てくれた人が何と114人!おじいちゃんよかったねえ。

□写真はおじいちゃんが亡くなって閉めてしまった自転車屋。私はこの店のたたずまいが大好きだった。

□新盆の家に来てくれる「じゃんがら」という名の念仏踊り。伝統芸能です。この踊りはいわき市の一部でしか残っていないよう。私のいとこがメンバーなのです。

のんびりはできなかったけど、それでも風が気持ちよかったり刺身がおいしかったり姉とバカ話をしたりでリフレッシュできました。ふと虹が出て綺麗。虹なんてもうしばらく見ていなかった。見えていたとしてもビルに隠れて見えていないものね。いろんな意味でやっぱり東京は異常なんだなと考えた。

帰って来て一週間後に控えた引っ越しの荷造り。やるならやらねば。

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