はえぎわ稽古日記 9月5日
- 2012/09/06
どこか旅に行きたいなあ。
毎日吉祥寺へ。これも旅みたいなもんだな。
本買って電車で読みながら行きたいなあとか思ったけど時間ギリギリなので本買えず。
吉祥寺駅近くのコンビニで「白くま」買って歩きながら食べた。
暑い日。
でももうすぐ夏は終わる。
終わりを静かに待つ。
稽古。
身体が痛い。筋肉痛。重い。
厳しかったが、アミノやチョコラたちのおかげで何とかだんだん動いて来た。
ありがとうケミカル。
でも後半は足が疲れて動かない。
部活ってこんな感じだろうか。
運動部に入った事がないからわからない。
たぶん筋肉痛にもいいんじゃないかという漠然とした願望だけでバナナを食べる。
だってバナナだもん。
バナナはやってくれるって話、聞いた事あるよ、どっかで。
よし、明日も稽古だ。
何食べたら命が回復するのか、それだけを考えて生きている今。
食べて生きよう。
そして旅に出よう!
※※
写真は鳥島明くん。
松本大洋のTシャツ。
はえぎわ稽古日記 9月4日
- 2012/09/05
稽古場での踊り子ありちゃん。
いつもカロリーメイトはメープル味。
※※
今日から稽古場が吉祥寺に移動しました。
これから三週間吉祥寺で稽古するからには一度「もんくすふーず」に行ってみたい。
というのも、私は大島弓子さんのファンです。
大島さんのエッセイマンガに出て来るお店なんです、「もんくすふーず」は。
あと、長谷川町子さんも好きなんですが、フィクション漫画自体もさることながら、エッセイ漫画が大好きなのです。大島弓子さんだったら子猫を捕獲する話とか、長谷川町子さんだったらスルメ食べ過ぎた話とかどうやって毎日4コマ描き続けたかとか旅行記とか。
何でか、そこに女性が皆持っているであろう孤独が垣間見えて、胸がいっぱいになります。
自分をどう描く/書くかって、面白いですね。
※※
今日はアンサンブルキャストの方が来て下さった。
これからどうなっていくのか心から楽しみ。
そして、7日には「東京福袋」の本番があるんだー!
とにかくその日まで頑張るぞ(アミノ酸を抱きしめながら)。
出演情報です。
- 2012/08/29
舞台に出演します。
はえぎわ「ライフスタイル体操第一」
9月28日〜10月8日
作・演: ノゾエ征爾
出演: 滝寛式、踊り子あり、川上友里、鳥島明、富川一人、山口航太、井内ミワク、町田水城、鈴真紀史、竹口龍茶、ノゾエ征爾/
磯崎珠奈、萩野肇/本多力(ヨーロッパ企画)/高松呼志響 /笠木泉
会場:三鷹市芸術文化センター星のホール
チケット予約はこちらでも承ります。
※※
東京芸術劇場が主催する、日替わりオムニバス企画『東京福袋』9/2〜9にて、劇団はえぎわが短編を上演します。
作・演: ノゾエ征爾
出 演: 劇団はえぎわ/本多力(ヨーロッパ企画)/高松呼志響 /笠木泉 他
会 場: 東京芸術劇場シアター・ウエスト
日程: はえぎわ出演回 2012年9月7日(金)19:00~
チケット: 東京芸術劇場ボックスオフィス 電話 03‐5391‐3010
※※
映画に出演します。
監督:本広克行
9月7日から全国ロードショー!
※※
私が所属しているエースエージェントのHPデス。
よろしくお願いしますー。
8月29日
- 2012/08/29
今年の夏は本当に厳しい。
自分の身体が参っているなあと感じます。
身体が参ると気持ちもダメになる。
でも「私は女優、私はイオナ(古い)」ってことで、
稽古だったりいろいろなことに精進です。
夜中起きていると発作的に「ネクラ」になり自分を呪い殺すようなことばかり考えてしまうので、
なるべく早寝早起きで。
そういう生活が性格のねじれも直してくれるんじゃないかしら。
どうかなー。
本当に、もう徹夜は出来ないよ。2日後にすごく辛い。
筋肉痛もむくみも体重増も何もかも明後日やってくる。
年をとるってアメイジングだなあ。
でも、それはそれでいい。
若い頃になんか戻りたくないです。
常に少し未来がいい。
1秒でもいい、未来がいいなあ。
※
とにかく今は適当な気持ちと真面目な気持ちのバランスをしっかり計りたい。
あとは料理をやって気持ちを盛り上げたい。
料理研究家みたいなメンタルを持ちたい。
結局メンタルかよ。
で、最も苦手な料理、パスタを克服したいと考え早幾年。
迷走した果てに現在「フライパンで麺を茹で、具材もそこに入れてしまう」という方式を採用しています。
あとは「フライパンに麺を入れて一分強火、あとの残り時間は火を止めふたをする」方式。
これ、今までの調理法の中で一番パスタが美味しく茹で上がります。
8月27日
- 2012/08/28
体調が不安定で、何やら気になる症状が出た。
心配になってとある専門の病院に行ったら、ちょちょっと検査をされ、
「うーん、ストレスですかね」
と言われ、
「あ、もうこれはヤバいと思ったらすぐ来てください」
と付け加えられた。
薬もなく、血液検査もなかった。
確かに今日はあ、これはもうヤバいという状態以前だ。
でも、だから行ったんじゃないかい。
適当すぎねえかい。
※
合うお医者さんとの出会いはとても難しい。
20代後半とある病気になった時、病院ジプシーになった。
合わないどころの話ではなかった。
「あなたに倫理はあるのか?」と言いたくもなる態度をとられたこともある。
泣きながら病院を後にしたこともあった。
合う先生なんていない。
病気で苦しんでいる孤独感も手伝い、絶望的な気持ちになったものだ。
そしてとある大学病院の、
うっすらひげのはえた女医さんに出会う。
とてもストイックな方だったが、私の病気をきちんと受け止め励まし、治療してくれた。
完治した今、ひげ先生にはとても感謝している。
ひげ先生がいなかったら治っていなかった。
ありがとう、ひげ先生。
女医さんだけど。
※※
上のエピソードを思い出したのは、最近の病院通いと「困っているひと」/大野更紗さんの本を読んだからだ。
大野さんの病気は私が抱えた病気の何千倍も何万倍もつらいであろう難病で、読んでいて胸が苦しくなった。
でも大野さんはとても強くしなやかな方なのだろう。
しかも聡明だ。
よくぞ深い苦しみに耐えてくださって、
苦しみも喜びも、このような面白い文章にしてくれた。涙が出る。
さらに大野さんは福島県出身だ。
応援していかないはずがない。
8月22日
- 2012/08/23
今日も暑かった。
稽古は休みでした。休みでしたので、下北沢に芝居を見に行きました。
「鎌塚氏、すくい上げる」。
昨年の「鎌塚氏、ほおり投げる」の続編で、前回とても面白かったので期待して本多劇場へ。
倉持(裕)さんの作演出。
今日見ながら、「ああこの芝居の主人公である鎌塚アカシという男のファンなんだな」と気がつき、
そして、そういえば舞台上の人物のファンになるなんて久しぶりだなあと思ったのです。
2時間10分あっという間。
周りのお客さんがとても楽しそうに笑ったり驚いていたりするのを近くで感じて、それもとても幸せだなって思った。
※
帰り道多幸感に包まれながら、自分が演劇をやっている(続けている)理由が少し見えた気がしたよーな。
いつまで続くのか、この道はいつか来た道ー。
8月20日
- 2012/08/20
今日から稽古が始まる。
はえぎわに参加するのはこれで4回目。
初めて稽古場に向かった日のことを思い出す。緊張して吐きそうだった。腹痛だったかもしれない。
さすがに4回目。劇団員の方に優しくしていただいている。
もうそんな緊張はしない。
でも、今回は静かに低く地味に緊張している。
昨日夢に滝寛式さんが出て来たことでも、それがわかる。困ったもんだ。
とにかく今回、また新たな気持ちで参加させてもらおうと思う。
初心に戻って、大切に、前向きに。
いい言葉を並べたのは、基本的に後ろ向きだからです。
言葉によって自分を鼓舞し、電車に乗ります。
この写真、手塚治虫の絵みたいじゃないですか?
※
そして先日「超すごい映画」の試写会に行って来た。
「超すごい映画」とは私の観る前のイメージ。
観た後は「とんでもない映画」。
これはとんでもない。すごいことになっている。
出演しているのにものすごく素直に楽しんでしまった。
というか、私が何故この映画に出演しているのかよくわからない。
目眩がするというか、スクリーンに映る自分を観てちょっと笑ってしまった。
どうしたんだ、わたし。
というわけで映画は来月公開します。
たくさんの方が観てくださることと思います。
このとんでもなさを共有できたら嬉しい。
※
おととい、末井昭さんが夢に出て来た。
Twitterで知ったのだが、白夜書房を退職されるらしい。
何故お前が、と言われそうだが、胸がいっぱいだ。
と、書いていて自分でもやっぱり「ナゼ?」とは思うが。
以前ここで「素敵なダイナマイトスキャンダル」のことを書いたら末井さんご本人が見つけてくださったようで、Twitterにアップされた。
「私はパチンコ必勝ガイドのCMを観た日からずっと末井さんが好きなのだ」ということだらだら書いた文章である。
ご本人に読まれ、あたふたしたものだ。
私にはわからない、遠い、憧れの存在なんだな、夢にまで見るということは。
憧れ、というのは、うーん、「今、目の前のことをこんな風に文章にできたらいいのに」という気持ちかもしれません。
8月17日
- 2012/08/17
暑い日々が続いています。
毎日1回は「あ、やばい」と思うのですが、甘いもので何とか持ちこたえている。
それにしてもいつからこんなに甘いものばかり食べるようになったのだろうか?
何かきっかけがあったのか。
昔はしょっぱいものが大好きで、「好物・塩」といっても過言じゃなかったのですが、
今はとにかく甘いものが好きです。
「糖尿病になったらどうしよう」と極端に臆病な性格ゆえに苦悩。
※※
先日はシアターコクーンで「ふくすけ」を見ました。
もちろん松尾スズキさんの大ファンである私で、そしてはえぎわでお世話になっている町田水城さん井内ミワクさん鈴真紀史さん竹口龍茶さんが出演とあり、この観劇をとても楽しみにしていたのですが、見終わって。
いやー重い感激。わくわくする。興奮する。突き抜けてる。
こういう面白い舞台を見ると、「いや、まじエンゲキ最高やで」と恥ずかしげもなく思う自分がいて、もちろん恥ずかしさと共にそう思えることが嬉しい。
見ている間中ずっと嬉しかったなあ。
長丁場の舞台、皆さん頑張ってください。
※※
高校生の時に夢の遊眠社「透明人間の湯気」を見たのはシアターコクーン。前から4列目。あまりの迫力と台詞の聞き取れなさ、動きの面白さ早さにただただ度肝をぬかれつつ、最高に興奮したのだが、その記憶が今の私を支えている一つなのかもしれない。
ミクニヤナイハラプロジェクトに参加させていただき、たまに感想で「台詞が早くて聞き取れない」とか、「わからなかった」とか言われるけれど、そのことに関してあまり否定的ではない自分がいる。ああ、それはその辺りが関係しているのかもしれないなあと思ったりした。
理解をすっとばし、超えたものに、ある一つの喜びがあるのかもしれないです。
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