たぶん
- 2007/10/26
■昨日は用事を済ませて帰宅した後、ずっと料理を作っていた。一昨日の夜に仕込んだ煮物をさらにがっつり煮る時間中、やはり鍋の前でぼんやりしていた。ぼんやりするとすぐに年をとってしまうような気がするけど、今私の精神状態が凪いでいるからか多くのことがあまり怖くはない。さてそんな状態の中、今私はじっくりとアデューの公演について考えているのだが、そろそろ実現化に向けて動き出さなければならないようだ。来年の公演は時間をかけてゆっくり作っていこうと思う。出演してくれる役者と対話してたくさんのことを発見し受け入れていくための準備期間。
■先日のこと。ある男性の友人と喋っていて、ふと彼と喋っているとここに「性差」が存在しないような錯覚を覚えた。私たちはもちろん他人のことは何一つわからないし自分のことさえ知らない。女は男のことなどわからないし、親は子供のことなど理解できないのが普通だろう。恋人たちはお互いの気持ちを確認しあわないと不安で、会社では年齢差のある上司とは一生相容れないと思っている。皆さまざまな形をした距離感を感じて生きているのだと思う。そして、その面倒な距離感という感覚を失ってしまったら、最終的に何もうまくいかなくなってしまうのが人間関係だということを私たちはなんとなく理解している。では最適な距離感は?それを見つけることは本当に難しいが、もし見つかったらラッキーだ。「性差」も「考え方の違い」も「年齢差」も「環境の違い」もフラットになる瞬間、もしかしたらそれは長くは続かないであろう時間。永遠なものが存在しないという事実がまずあって、それでも同じ時間を共有しようとする人たちについて、ちょっとだけ哀しみといとおしさを感じる。で、友人の彼と話しているときは、私も彼も「男子」でも「女子」でもない気がしたという話。長く続かないかもしれないフラットな瞬間があったのかもしれない。
■最近猫との差を感じない時さえある。
アデュー前
- 2007/09/02
■とても面白い話である「電車の中で見ず知らずのおじさんに突然怒鳴られた事件」はさておき、下北沢のサイゼリヤに行ったり浜松町にバイトに行ったり初台で仕事したり森下に遊園地再生事業団の稽古見学に行ったり、東京を西へ東へ行ったり来たりしていた一週間だった。その間にこれから書き出す台本のことを考えていて、なかなか纏まらないながらにいくつかの書きたいことが塊になってきた。サイゼリヤは半分どうでもいい話で半分会議の気分でドリンクバーを何度もおかわりしたのだが、内容うんぬんより、人と話すことそれ自体で自分の気持ちが整理されて行くのがわかった。話だけではなく、人が話している時の動きや表情や距離感といった身体全てがいつでも私にたくさんの想像力と整理力をくれるのだった。その力を信じるか信じないかは自分にかかっている。
■そんなことも含めつつ、どうやら太ったらしい。そんなわけで「オタキング」岡田斗司夫さんが大変なことになっていると知り、私も少しダイエットしようと決意。滞ったリンパよ、待ってろよ、今行くぞ。ところで痩せた岡田さんが何故か吉田拓郎に見えてしまうのは私だけか。
■身体をしばらく洗っていないのに、ナフルはいつもいい匂いがする。どうしてだろう。そういうことも全部ひっくるめてとても面白いからナフル永遠に死なないでほしいなどと素っ頓狂なことを考えてしまう。
帰宅/観劇
- 2007/08/14
■福島に帰った。東京よりはほんの少し涼しかった気もするが気のせいかもしれない。
■偶然ペルセウス流星群の日にあたった。星の綺麗な空だったので、道路に寝転んで流れ星を眺めた。20個は見たな。車にひかれる前に切り上げたが、本当はずっとアスファルトの上に寝転んでいたかった。だって星を見るために道路に寝転ろぶなんて発想、贅沢で幸福の極みじゃないか、なんて、ただのド田舎なんで車が通らないだけなんです。
■次の日お墓参りをして、実家の近くの海水浴場をちらっとひやかして東京に。私はこの土地で育ったわけではないのですが、孫全員に厳しかったけど何故か私にだけは甘かった祖父や派手好きで明るいだった祖母と共に過ごした面白かった時間のことを思い出すし、私は小さい頃から今現在まで引っ越しを繰り返していて一切故郷がないのだから、やっぱりここが私の実家なんだな、実家ってことにしようと初めて思った。
※※
■さかのぼって、はえぎわ「バター」を見る。下北沢スズナリ。先日劇団、本谷有希子で共演したノゾエ征爾くんが作演出しているのです。久しぶりにはえぎわを鑑賞したのですが、以前よりずっと面白かった!ノゾエくんが書きたいことが伝わってくる。結局そこがとても重要なんじゃないかと思うし、伝わってこないものに関して私はどう感想を持っていいのかわからない。そういう意味においてすごく面白い舞台でした。仕掛けとか、役者さんとか、笑えてくだらなくて魅力的だったなあ。私の大好きなカオティック・コスモスさんも相変わらず不思議な声で、めずらしい役者さんだよなあ。そしてノゾエくんがメガネをかけて顎を突き出しながら喋るその姿は「働くおっさん劇場」の野見さんにしか見えない。本当に、野見さんにしかみえなかった(客席で見ていた猫のホテルのいけだしんさんや佐藤真弓さんも同じことを言っていた、自信を持って言える、似ていた。本人は全く意識していなかったそうで、他のお客さんに指摘されて初めて気がついたそうだ)。瞬間、野見さんが降りてくる。それはある意味神様が降りて来た舞台なんだね。
■ちょっとだけ飲み会に参加して、本谷さんの舞台で演出部にいた戸田美江ちゃんとか制作の湯川麦子ちゃんや、ミス・ビール、吉本菜穂子ちゃんと久しぶりに話が出来て嬉しかった。思ったのは、本谷さんの舞台に関わるスタッフさんは皆性格がよくて明るくて話していてとても楽しい。本谷レギュラー女優・吉本菜穂子も危険な程の大酒飲みではありますがとても素敵でかわいい女の子だなあ。
■次の日、ベターポーヅ最終公演「4人の美容師見習い」を観に、下北沢OFFOFFシアターに行く。最終公演だなんて言わないで欲しいなあと思いながら、10年前に初めて見たのは渋谷ジアンジアンだったかなとかその時の衝撃とか、スズナリで見たエロティックなダンスとか、早稲田大学の学生会館で見たファッションショーのように歩く綺麗な女優達とか、猿飛佐助さんの不思議な佇まいとか、渡辺道子ちゃんを舞台で見るといつも笑ってしまう自分とか、松浦和香子ちゃんが夢みたいに可愛い笑顔を見せる時とか、加藤直美ちゃんの髪型が鋭くて他の女優さんとは違いナイフみたいに尖っているぜとほくそ笑んだこととか、いろんなことを思い出しながらの観劇だった。私、ずいぶん見たなあ、ベターポーヅ。好きなんだな。オールツーステップスクールには加藤直美ちゃんに客演していただいたし、アデューには渡辺道子ちゃんに客演していただいた。松浦和香子ちゃんとは映画や本谷さんの舞台で共演できた。ベタポの舞台と役者さんはいつも私の憧れだった。私の心にないユーモアとメルヘンとくだらなさがいつも舞台にあって、楽しかったなあ。また見たくなるな、必ず。で、今回は直美ちゃんが出演していなくて残念ではあったけど、ラスト公演を堪能しました。しつこいほどに、ベターポーヅは異色なんだと再認識しました。素晴らしい!
※※
長嶋有「ジャージの二人」読了。感想はまた明日にしようと思う。
相馬くん/宮沢さん/うすたくん
- 2007/07/07
■このブログをデザインしてくれている相馬くんのブログを読んだら、私の昨日の日記への返答めいたことが書いてあった。
以下、相馬くんのブログより。
その「ツイノスミカ」を見たら笠木さんにデザインリニューアルの催促をされていた。
このブログを作ってくれた相馬くんにサイトリニュアルの提案をしている。しかし相馬くんはとても忙しい人だ。ゆっくり待つとしよう!
aplacetodie/ツイノスミカ » Blog Archive » よろしくね
あきらかに催促だ。まあね、こんな長い日記を書いていれば、「あいつ、ひょっとしてヒマなんじゃないか」という疑念を持たれてもおかしくはないところだ。やりますよ、やりますから。で、この記事のタイトル「よろしくね」は私に言っているのかとはじめ思ったけど、そうか(その前段で話題になっている)「ゆーとぴあ」のあれか、「よろしくーねっ!」か。
■相馬くん、違うのよ。別に「催促」というわけではないのです。私の中で相馬くんは「いつも終電近くまで働いている人」というイメージなのです。だからいつでもいいのですよ。ただ、忘れないでくれれば、いつか。そんな感じなんですよ。本当に。
■先日相馬くんに「このブログにアクセス解析をつけてほしい」とメールしたところ、私のわがままな希望を聞いてくれて、わかりやすい解析ページをつけてくれた。いつも相馬くんにはお世話になりっぱなし。「アデュー」のチラシデザインもお願いしたのだ。幻の名書「忍者クイズ」まで貸してもらった。いろいろ頼み過ぎて嫌われてしまったのではないかと思った日さえある。さて、私はこれから相馬くんに何の恩返しができるだろう?
■私は特技がない女だ。これといって特徴もない。しいて言えばよく喋ることぐらいか。相馬くんの近くでひたすら喋り続けることは出来るがそんなことで彼を満足させられるとは思っていない。むしろうざがられるだろうな。・・・相馬くんは博識だから私のどうでもいい雑学など既に知っていることばかりと推測できる。うーん。
■相馬くん、私は何も出来ないです。ごみんなさい。ああ、「ごみんなさい」って書くととたんにふざけた感じになるね。
※※
■今日はいろんな人に会った。宮沢さんにも会ったが、日記に書いてあった「喘息の発作」はだいぶ収まったようで安心した。咳をする時はちょっと苦しそうだったけれど。私も長いこと喘息持ちなので、その苦しみはわかるのです。そして知ってる方も多いと思うのですが、宮沢さんは喘息持ちであり生粋の愛煙家でもあり、今日も咳をしつついつものフロンティアライトを手放さない。もちろん心配ではあるけれど、宮沢さんには煙草がよく似合う(太宰治「富嶽百景」の「富士山には月見草がよく似合う」のようなイメージで)のです。煙草が本当に似合う人って少ないなあと常日頃思っているのだけど、宮沢さんはその数少ない人物のうちの一人。大げさかもしれないけど、生き方に繋がるような吸い方。
■あと仕事したりして、その後うすた京介くんと会って酒を飲んでここぞとばかり思い切りマンガの話をしましたとさ。誰にも邪魔させないノンストップマンガ話。思いっきり開けた気持ちでマンガのことばかり話した。ああ盛り上がったなあ、「ガラスの仮面」とか「まんが道」とか最高だよねって確認しただけなんだけど。
女子楽屋より/ラストスパート
- 2007/06/23
■女子楽屋より。劇団、本谷有希子にレギュラーな出演をしている吉本菜穂子ちゃんです。後ろに写りこんでいる背中は、高山のえみちゃんです。この二人は稽古中から本番のこの二ヶ月半で一体どれだけのアルコールを摂取したのでしょう・・・。酒の席で数々の(ここには書けない)伝説を毎日更新していくよしもっちゃん、そしてのえみちゃんの飲みっぷりは、本気ですごい。もちろん、芝居もす・ご・いけどね!
■今日で21ステージが終わりました。あと3ステージか。あっという間だね。
■今日はリーディング公演で共演した金順香ちゃんが見に来てくれた。事務所の先輩、佐伯新アニキも。うすた京介くんも。ありがとー!あと、漫画家のしりあがり寿さんと久しぶりにいろいろ話が出来て、面白かった。こんな風に毎日毎日たくさんの友人や先輩が来てくれる。昨日は、「チームアデュー」細江祐子ちゃんと松田アキちゃん、久しぶりにあったいのくちあきこちゃんに斉藤拓くん、MikuniYanaiharaProject「青の鳥」に出演する有坂大志くん。大久保ニューさんも来てくれた。そう言えばおとといは渡辺道子ちゃんも来てくれたんだ。それからケラさんが見に来て下さって、それで久しぶりにいろいろ喋ったのだった。毎日毎日いろんな人と会えるってすごいことだな。そんな幸福な日々ももうすぐ終わる。
■とにかくあと3ステージ、悔いの残らぬよう、そしていつも通り平常心で。見に来てくれた人達に本当に感謝しつつ、平常心で無我夢中。
ニュータウン入口へ
- 2007/04/16
■遊園地再生事業団「ニュータウン入口」の稽古見学に行って来ました。リーディング公演は20日〜22日、森下スタジオにて。是非皆さん見に行って下さい。私は明日も見学。出来る限り、宮沢章夫さんの仕事と役者の仕事のぶつかり合いを離れたところからではありますが、出来る限り見ていたい。これは私のごく純粋な欲求なのです。あ、もちろん本番も見に行くのだけど。
■微熱、下がらず。微熱中年。私もなんだかんだと来週から本格的に稽古が始まるのです。この前「アデュー」が終わったばかりなのに、早いなあ!というわけで自己流ブートキャンプにも熱が入ります。
■稽古から帰って、少し勉強した。
生き方の問題
- 2007/04/15
■微熱が続いている。原因は何だろう。風邪ならもっとはっきり風邪になるはずなんだけど・・・。今日はとても哀しい夢を見たはずだが、今となってはもう覚えていない。
■家から程なき距離の場所に広い公園があるのでそこまで散歩した。いい天気、暖かい気温、遊ぶ子供達、花は咲き、鳥は歌い・・・気分が良かった。しかし視界に飛び込んで来たのは、半裸で仁王立ちの男性。一気にどうでもいい気持ちになった。
■この人一体何をやっているのだろう・・・という思いからスタートし、そしてこの人の職業は何であろう?と考えがどんどん広がって行く。奥さんは、子供は・・・とか、日焼け中?日焼けコンテストに出場するのでは?等々私の頭は妄想で湿りました。ありがとう、半裸の人。
■夜はテルミン大学2周年記念の「五反田テルミンライブ」を見に行きました。すごく気持ちのいい場所ですごく素直に音楽をあらゆる感覚から感じ取れることができてとても面白かったです。ギターの下田さんの音もとても心地よく、沙恵ちゃんのテルミンとも息ぴったり。MCであんなにたくさん喋っている佐藤さんはとても新鮮で、時々ずばっとはっきりしたことを言う彼女が頼もしく見えました。話の流れからどうやら彼女は今日家に携帯電話を忘れて来たみたいで周りの皆が困ったらしいのですが、そう言えば「アデュー」の本番一日前に携帯を水没させ壊してしまい呆然している彼女の横顔、面白かったです。「かか、かさぎさん、わたし、れんらく、とれないかもしれないので、パソコンのあどれすに、送って下さい、何かあれば・・・」朝を迎え彼女はDOCOMOショップに行き修理交換の手続きをして小屋入りするはずだった。しかし彼女と共に帰って来たのは壊れかけの電話。あまりに高額請求され躊躇して壊れたままの携帯を手に握りしめて帰ってきた彼女。面白いです。ああ、「本番の時には携帯が使えない人」ってことなのかな。
■それでも彼女は舞台に立つ。彼女の音をもっともっと聞かせて欲しいなあと思います。
■夜は渡辺道子ちゃん、細江祐子ちゃん、松田アキちゃん、Kくん、私で五反田に繰り出すも訳が分からず結果ジョナサンへ。大好きな人達といるだけで幸せだなあ。歳をとったよ。こんなことを心の底から思うだなんて。ナイフみたいにとんがっていたあの頃は触るもの皆傷つけてたよ。また皆で会おうね。
■夜はさすがに寒い。薄着で失敗。微熱あるのに何をやっとんじゃ。鍋焼き(というのは嘘でルクルーゼ鍋うどん)を作り汗書きながら食べ、「家族八景」筒井康隆をお風呂の中で読む。そういや以前青春時代にビデオ屋でバイトしていた時に「かさぎさん、筒井、いいっすよ」とやたら勧めてくるNくんという男子がいた。そのいい方がむかつくのでなかなか読む気もなかったがやっぱりどうして、面白いものは面白いのだね。ありがとう、中嶋くんよ。今頃君は何をやっているのかね?
内容はアデューブログと一緒
- 2007/03/29
今日は「今更打ち上げ」を開催しました。
公演が終わってもう一週間以上経過しているのですね。役者もスタッフも集まってくると、また稽古でも始めちゃんうじゃないかという気にさえさせられました。
まず、スタッフの松田アキちゃん。私の乱暴なお願いにも決して文句をいうことなくたくさんのことを手伝ってくれました。私のいとこに似ているので妙な安心感を持って仕事を頼めました。二人でくだらない話をして、気分を盛り上げた時もあったね。結局くだらない話かよ、みたいな。今回のスライド写真はほとんど松田さんが私の注文に応えて撮ってくれた写真です。いい写真でした。ありがとうございました。
次に照明の多賀啓二くん。オールツーステップスクール#03「メイキング・オブ・チェーンソー大虐殺」の時からのお付き合いで、今回も無謀且つ低予算公演のスタッフを快諾してくれました。今回は昼と夜の明るさが全く違う場所で彼の美学にも生き方にも近いと思われる優しい明かりを作ってくれました。ありがとうございました。
役者の高山玲子ちゃん。長い付き合いでもはやお互いをけなし合うのが楽しくなりつつありますが、やはり彼女の魅力は「自由、野放し、感覚」です。言葉にするとただの大変な人だけど、そこが魅力だと思わせる力が彼女にはあるのです。今回たくさん演出をさせてもらって、コミュニケーションをとり、彼女の魅力が前よりわかった。生きている人。もっと演出したいなあ。本当にありがとうございました。
役者の渡辺道子ちゃん。突然の登板にも臆することなく、「自分の仕事が何であるのか」ということを役者の体で考えて芝居をする姿は間近で見て勉強になりました。いつも穏やかで優しい人なのに、舞台に上がると全てを支える基盤になってくれる。もっともっとたくさんのことを一緒にやりたいと思いました。ありがとうございました。
役者の細江祐子ちゃん。突然のオファーに緊張していたようですが、しかも演劇の経験が少ないことを気にしていたようでしたが、そのことがマイナスにならずむしろプラスだったように思いました。愛らしい容姿と、一言の重さ。彼女のために書いたセリフを発してくれた時、「書いてよかった」と思わせてくれた。映像だけでなくまた演劇もやって欲しいなあ。ありがとうございました。
テルミン奏者の佐藤沙恵ちゃん。今回テルミン演奏と芝居を組み合わせたいと思いついたことが一つの成功でした。佐藤さんのテルミンを演奏する姿はとても面白く、言葉少ない普段の彼女の「声」のようにも感じます。遊園地再生事業団で一緒に舞台をやっている時より私たちはかなり年齢を重ね変化もしたのですがこうやってまた一緒に仕事が出来てよかった。佐藤さんのオリジナル曲「リンス」はとてもいい曲です。演奏してくれてありがとう。
そして制作の吉岡光晶くん。舞台の制作作業が初めてにも関わらず素晴らしい働きをしてくださいました。いつも私の仕事を気遣ってくれて、決してキレることなく、いつも笑っている。自分の仕事(クラシックコンサートの主催等)も大変なのに、不平を言わない。そこ、見習いたい。不平不満はどうしてるの?穴を掘って叫んでいるのか?もしそれで結構すっきりするなら、私も穴掘ろうかな。ぼこぼこ掘ろうかな。とにもかくにも、ありがとう。
というメンバーで、今日は私の大好きな中華料理屋に行き皆でたくさん食べました。皆うまいうまい言ってくれてよかった。大入り袋は配らずじゃんけん大会で微妙なプレゼントを渡しました。どれをもらってもちょい微妙な。まあ、それぐらいがいいんです。一人だけHDレコーダーであとの人アメ玉じゃあねえ、辛気くさい会になっちゃうでしょ?
今日欠席した本多麻紀さん、手伝いの矢野愛さん、Dさん、Sさん、Hさん、イラストの宮先さん、デザインの相馬さん。手伝って下さった方々。どの人が欠けても今回の公演は成功しませんでした。本当に皆ありがとうございました。
という気持ちで打ち上げ終わり。
私が喋りまくって終わりました。
近いうちに舞台写真をアップします。
ママ
- 2007/03/25
■今日の朝、制作neophilia吉岡くんと一緒に「麻雀早苗」に全自動麻雀卓を返しに行く。「麻雀早苗」は早稲田大学正門の前にある小さな雀荘。快く貸して下さった早苗さんに感謝。早稲田の学生さんでもしこのブログを読んで下さっている方がいたら是非とも「麻雀早苗」に足を運んで欲しい。ドアを開ければそこは昭和の香りが漂う、そして何より阿佐田哲也の世界がある!
■昔とある飲み会で岩松了さんの隣に座ったことがあり、私は緊張して何も話せなかったしもはやぼんやりしていたのだが、岩松さんが阿佐田哲也の「麻雀放浪記」の面白さについて滔々と話していたことはとても心に残っている。とにかく「これは読まねばなるまい」と思わせてくれる語り口調で、次の日本屋に行って「青春編」を購入した。小説の途中に麻雀牌の並びが図解されても何が何だかわからない。でも何故かとても面白かったのだった。特に「ママ」と「出目徳」というキャラクターが面白い。泣けるのだ。
※※
■そんなわけで大きな仕事を終えオーディションに行くと、見慣れたシルエットが!渡辺道子ちゃんと遭遇。
■見知らぬ町で見知らぬマッサージ店に入ってみる。何故なら「見知らぬ町で見知らぬ店に入る」のが私の趣味だからだ。看板に「50分5000円→3000円」と書いてあったのが決め手。雑居ビルの6階で、ちょっと怖いが勇気を出して入る。店の中はアジアの雰囲気、こざっぱりしていた。よかった。しかしあまり期待していなかったのだが、驚いたのはマッサージ師が皆トップクラスフェイス。全員仮面ライダーの主役のような顔立ちだった。一人ぐらいかっこ悪い人も働いていて欲しい。皆かっこいいと、安心感がない。安堵感がない。マッサージという名の裸になれないのだ。
■そして私の頭の中では何故か「ギャツビー」のCMソングがエンドレスで流れていた。
■で、ずっとまだ「アデュー」のことを考えているのですが、考えながらも次回のことを考える。たくさん感想メールを頂いたのだが、傾向という程のことかはわからないが今回の芝居は圧倒的に女性から喜んでもらったようだ。男性にはなかなか理解不能だった傾向にある。そういう反応が面白い。まあ、当然の如く男性のことはよくわからないので、もし今私が男性を書いたら「あこがれの存在」みたいな書き方になってしまうのではないだろうか。ギャツビーさんみたいな。そんな訳で、今回の目標の一つとして「女性(特定の、あるいはまだ見ぬ人)のために書こう」と考えていました。私なりにですが。反省山積みですが、今回「女性」に喜んでくれる人が一人でもいたことで助けられました。本当にありがとう、女性。
■次回は憧れのなぎら健壱さんのような人が出てくる芝居にしようかな。私の中の「おっさん」が疼くね、ぎらさんを見ていると。しかしそもそもまたやるのか、私は舞台を。出来るのか。おい、やれるのか、やれないのかい、おれの筋肉、と自分の腕に聞いてみる。
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■パリーグ開幕。最近気がついたのだが、私はスポーツ選手の精神に強く憧れている。解説者・高木豊の生え際が自然過ぎるのが気になるところだが、今日はミキティも金メダル獲ったし、大目に見ようではないか!
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