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はえぎわ稽古日記 9月10日

  • 2012/09/11

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は寺田未来先生の指導の元、身体を動かすアンサンブルキャストの皆さん(と高松さんの後ろ姿)。

撮影で一日お休みをもらって、10日稽古。

稽古は地道に進んでいる。筋肉痛も無事に収まったので東京福袋のことはもう忘れてしまった。

今は本公演の稽古だ。

 

休んだ日の稽古状況を本多力くんが教えてくれた。

「人狼やったんですよ」

川上友里ちゃんも言いに来てくれた。

「かさぎさん、昨日人狼やったんですよ」

山口航太くんも。

「昨日人狼やったんです」

皆私に報告してくれる。

一瞬人気者になったのかと勘違いできました。

ありがとう。

私も他の稽古で一度だけやったことがあるゲーム「人狼」。

誤解を恐れず思い切りざっくり言うと、人をだましたりかばったりするゲームである。

うーん、ちょっと違うか?

皆相当面白かったらしい。

報告してくれる時の目がキラッキラしているのだ。

友里ちゃんは小さな声で「またやりたいなあ…」と呟いていた。

皆人狼のとりこだ。

人狼め!

 

 

 

はえぎわ稽古日記 9月7日

  • 2012/09/08

昨日「東京福袋」の本番が終了した。

見に来て下さった皆様本当にありがとうございました。

ああ緊張したー。

※※

身体が持たないと弱音を吐くよりも、すすんで前に進みましょうキャンペーン中です。

何事もメンタルが大事なんだと改めて知りました。

最後は気力です。

それにはもちろん基礎が土台として必要なわけですが。

いい経験になりました。

終演後、心の底から「コメ食いたい」と思いました。

野性的な気分の夏!

バックステージではジエン社の山本健介くんやサスペンデッズに出演していた関寛之くんに会えて嬉しかった。

そしてはえぎわの大所帯と完璧なダンスを披露して下さったDAZZLEの皆さんが並ぶと、ここはまさに「東京福袋」。

幸せな時間を過ごさせていただきました。

 

※※

アンサンブルキャストの皆さんと楽屋でずっと同じ時間を過ごし、話をしました。

皆さん明るく楽しい方々ばかり。

笑顔がかわいい。いきいきしている。

いろいろな話をしてくれる。

私の1000倍元気です。

うらやましいぜ!

私も負けないようにしなければ。

どうぞ皆さん本番までよろしくおねがいします。

※※

今日から「踊る大捜査線 THE FINAL」が公開!

映画館に見に行こうー。

皆様も是非に!

 

 

はえぎわ稽古日記 9月6日

  • 2012/09/07

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は筋肉痛が少し和らいだ。

慣れたのかな。

稽古はまず「カラダの先生」寺田未来ちゃんの授業。

今我々は先生の指導のもと、「骨盤の動きを滑らかにして、身体の軸を感じる」という目標を持ってやっております。

これが、いい。

ものすごくいい。

体操する前と後では足の感覚が全然違う。

日々どんだけ歪んで縮こまって歩いているのか実感できる。

不思議だなあ、身体。

動くと、気持ちも動く。

いいね、骨盤最高ってなもんである。

その後は稽古。

新しい試みにわくわく。

面白い。

そして明日はなんと本番。東京福袋に出演します、はえぎわ。

アンサンブルキャストのみなさんと一緒に、風雲、東京芸術劇場!

そんなわけで結構いつもより食べている。

「炭水化物食べないと完全にもたないんだよねえ〜」

本当はいつでも食べたい人間なので、こうやって食べる理由をつけては自分に暗示をかけている。

きっと、大丈夫と。

山口航太くん。

 

 

はえぎわ稽古日記 9月5日

  • 2012/09/06

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこか旅に行きたいなあ。

毎日吉祥寺へ。これも旅みたいなもんだな。

本買って電車で読みながら行きたいなあとか思ったけど時間ギリギリなので本買えず。

吉祥寺駅近くのコンビニで「白くま」買って歩きながら食べた。

暑い日。

でももうすぐ夏は終わる。

終わりを静かに待つ。

稽古。

身体が痛い。筋肉痛。重い。

厳しかったが、アミノやチョコラたちのおかげで何とかだんだん動いて来た。

ありがとうケミカル。

でも後半は足が疲れて動かない。

部活ってこんな感じだろうか。

運動部に入った事がないからわからない。

たぶん筋肉痛にもいいんじゃないかという漠然とした願望だけでバナナを食べる。

だってバナナだもん。

バナナはやってくれるって話、聞いた事あるよ、どっかで。

よし、明日も稽古だ。

何食べたら命が回復するのか、それだけを考えて生きている今。

食べて生きよう。

そして旅に出よう!

※※

写真は鳥島明くん。

松本大洋のTシャツ。

 

 

はえぎわ稽古日記 9月4日

  • 2012/09/05

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

稽古場での踊り子ありちゃん。

いつもカロリーメイトはメープル味。

※※

今日から稽古場が吉祥寺に移動しました。

これから三週間吉祥寺で稽古するからには一度「もんくすふーず」に行ってみたい。

というのも、私は大島弓子さんのファンです。

大島さんのエッセイマンガに出て来るお店なんです、「もんくすふーず」は。

あと、長谷川町子さんも好きなんですが、フィクション漫画自体もさることながら、エッセイ漫画が大好きなのです。大島弓子さんだったら子猫を捕獲する話とか、長谷川町子さんだったらスルメ食べ過ぎた話とかどうやって毎日4コマ描き続けたかとか旅行記とか。

何でか、そこに女性が皆持っているであろう孤独が垣間見えて、胸がいっぱいになります。

自分をどう描く/書くかって、面白いですね。

 

※※

今日はアンサンブルキャストの方が来て下さった。

これからどうなっていくのか心から楽しみ。

そして、7日には「東京福袋」の本番があるんだー!

とにかくその日まで頑張るぞ(アミノ酸を抱きしめながら)。

出演情報です。

  • 2012/08/29

 

 

舞台に出演します。

はえぎわ「ライフスタイル体操第一」

9月28日〜10月8日

作・演: ノゾエ征爾
出演: 滝寛式、踊り子あり、川上友里、鳥島明、富川一人、山口航太、井内ミワク、町田水城、鈴真紀史、竹口龍茶、ノゾエ征爾/

磯崎珠奈、萩野肇/本多力(ヨーロッパ企画)/高松呼志響 /笠木泉

 

会場:三鷹市芸術文化センター星のホール

チケット予約はこちらでも承ります

 

※※

東京芸術劇場が主催する、日替わりオムニバス企画『東京福袋』9/2〜9にて、劇団はえぎわが短編を上演します。

作・演: ノゾエ征爾
出 演: 劇団はえぎわ/本多力(ヨーロッパ企画)/高松呼志響 /笠木泉 他

会 場: 東京芸術劇場シアター・ウエスト
日程: はえぎわ出演回 2012年9月7日(金)19:00~

チケット: 東京芸術劇場ボックスオフィス 電話 03‐5391‐3010

 

※※

映画に出演します。

「踊る大捜査線THE FINAL 新たなる希望 」

監督:本広克行

9月7日から全国ロードショー!

※※

私が所属しているエースエージェントのHPデス。

エースエージェント

よろしくお願いしますー。


8月20日

  • 2012/08/20

今日から稽古が始まる。

はえぎわに参加するのはこれで4回目。

初めて稽古場に向かった日のことを思い出す。緊張して吐きそうだった。腹痛だったかもしれない。

さすがに4回目。劇団員の方に優しくしていただいている。

もうそんな緊張はしない。

でも、今回は静かに低く地味に緊張している。

昨日夢に滝寛式さんが出て来たことでも、それがわかる。困ったもんだ。

とにかく今回、また新たな気持ちで参加させてもらおうと思う。

初心に戻って、大切に、前向きに。

いい言葉を並べたのは、基本的に後ろ向きだからです。

言葉によって自分を鼓舞し、電車に乗ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この写真、手塚治虫の絵みたいじゃないですか?

そして先日「超すごい映画」の試写会に行って来た。

「超すごい映画」とは私の観る前のイメージ。

観た後は「とんでもない映画」。

これはとんでもない。すごいことになっている。

出演しているのにものすごく素直に楽しんでしまった。

というか、私が何故この映画に出演しているのかよくわからない。

目眩がするというか、スクリーンに映る自分を観てちょっと笑ってしまった。

どうしたんだ、わたし。

というわけで映画は来月公開します。

たくさんの方が観てくださることと思います。

このとんでもなさを共有できたら嬉しい。

おととい、末井昭さんが夢に出て来た。

Twitterで知ったのだが、白夜書房を退職されるらしい。

何故お前が、と言われそうだが、胸がいっぱいだ。

と、書いていて自分でもやっぱり「ナゼ?」とは思うが。

以前ここで「素敵なダイナマイトスキャンダル」のことを書いたら末井さんご本人が見つけてくださったようで、Twitterにアップされた。

「私はパチンコ必勝ガイドのCMを観た日からずっと末井さんが好きなのだ」ということだらだら書いた文章である。

ご本人に読まれ、あたふたしたものだ。

私にはわからない、遠い、憧れの存在なんだな、夢にまで見るということは。

憧れ、というのは、うーん、「今、目の前のことをこんな風に文章にできたらいいのに」という気持ちかもしれません。

 

 

 

 

 

8月17日

  • 2012/08/17

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暑い日々が続いています。

毎日1回は「あ、やばい」と思うのですが、甘いもので何とか持ちこたえている。

それにしてもいつからこんなに甘いものばかり食べるようになったのだろうか?

何かきっかけがあったのか。

昔はしょっぱいものが大好きで、「好物・塩」といっても過言じゃなかったのですが、

今はとにかく甘いものが好きです。

「糖尿病になったらどうしよう」と極端に臆病な性格ゆえに苦悩。

 

※※

先日はシアターコクーンで「ふくすけ」を見ました。

もちろん松尾スズキさんの大ファンである私で、そしてはえぎわでお世話になっている町田水城さん井内ミワクさん鈴真紀史さん竹口龍茶さんが出演とあり、この観劇をとても楽しみにしていたのですが、見終わって。

いやー重い感激。わくわくする。興奮する。突き抜けてる。

こういう面白い舞台を見ると、「いや、まじエンゲキ最高やで」と恥ずかしげもなく思う自分がいて、もちろん恥ずかしさと共にそう思えることが嬉しい。

見ている間中ずっと嬉しかったなあ。

長丁場の舞台、皆さん頑張ってください。

 

※※

高校生の時に夢の遊眠社「透明人間の湯気」を見たのはシアターコクーン。前から4列目。あまりの迫力と台詞の聞き取れなさ、動きの面白さ早さにただただ度肝をぬかれつつ、最高に興奮したのだが、その記憶が今の私を支えている一つなのかもしれない。

ミクニヤナイハラプロジェクトに参加させていただき、たまに感想で「台詞が早くて聞き取れない」とか、「わからなかった」とか言われるけれど、そのことに関してあまり否定的ではない自分がいる。ああ、それはその辺りが関係しているのかもしれないなあと思ったりした。

理解をすっとばし、超えたものに、ある一つの喜びがあるのかもしれないです。

ここ数日/私と日記

  • 2012/05/29

楽日終わって翌日、私的には少し多めに眠りました。起きて、外食をして、そのままスパにでも行きたいなと思いつつ、身体の重さに断念。その後、どうしたのか、思い出そうと思っても全く思い出せない。

楽日終わった次の次の日、夜は渋谷に行く用事があったので、では、と渋谷の映画館で「別離」を見ました。イランの映画です。「嘘」を描いた作品で、とても興味深く見ました。しかし見ている最中どんよりとした重みがまとわりついて離れないようでもあり、簡単にブラボー素晴らしいと言えるものではなかったように思います。鑑賞中地震があった。次はカウリスマキの新作が見たい。夜は数人の友人と会食。楽しかった。

また次の日、鎌倉にある神奈川県近代美術館の別館で開催されている「柚木沙弥郎展」を見に行きました。いつかテレビで柚木さんの染色した布を見たことがあって、ずっと興味があったのです。たくさんの布やオブジェが展示されていましたが、一番よかったのは「夜の絵」という、村山亜土さんが書かれた文章に16枚の布のコラージュをつけた本の展示です。物語も、絵もとても孤独で悲しいものでしたが、その静かさが心に残りました。静かな表現に寄り添いたいような気持ちだったのかもしれません。自分が。夜は家で小津安二郎「小早川家の秋」。

その間も、はえぎわの舞台について考えていました。今回の舞台は終わってからも自分の心の中を支配しています。それがなぜなのか、そのことを考えています。

※※

震災があってから、「5年日記」をつけています、というのはかなりの嘘っぱちで、思い出した時にまとめて書くので、もうかなりでたらめです。2週間前のことを何とか思い出そうと唸って書くのですが、まあ、それも結構面白い作業だしボケ防止にもなるのでこんな適当な感じで続けるつもりです。で、実は今月に入ってからほとんど日記を記していないことに気がつき、今日喫茶店に分厚い日記を持参して、手帳と携帯をじっと睨みながら過去を振り返っていました。しかし、稽古中のことがほとんど思い出せません。手帳には稽古の場所や時間は記されているけど、それだけではもう何も出てこない。ただ、雹が降った日と役者全員でバレーボールもどきをやった日のことだけは覚えているけど、あとは1日1日の区切れがなく、全て長く長く続いている同じ日のようになっている。それでもとにかく思い出そうと頑張り、やっと今日の日記までたどり着きました。毎日書けよ。

今日も地震がありました。そのいいかげんなボンクラ5年日記を読むと、昨年の今日も地震があったようです。そうやってこの1年という年月を考えていたら、眠れなくなっちまった。すぐ眠れなくなるの、よくないよ!なあ。

※※

あの日からずっとこのつぶやきを読み続けています。→https://twitter.com/#!/nhk_kabun

 

無事に終了しました

  • 2012/05/25

はえぎわ「I’m (w)here 」、全日程無事に終了致しました。ご来場くださった皆様、応援してくださった皆様、スタッフの皆様、関係者のみなさま、誠にありがとうございました。

そして稽古中から濃密な時間を共に過ごした皆に心から感謝しています。ありがとうございました。

 

女子楽屋は本当に居心地がいい。穏やかに微笑みながら加山雄三を口ずさむ井内ミワクさん、いつも皆の身体を心配してくれる心優しき姐さんは鈴真紀史さん、笑顔があまりにかわいいディーバ川上友里ちゃん、プロ野球名鑑を持ち歩く希有な女優踊り子ありちゃん、そしてこの人のサポートなくしては私は何もできなかったであろう演出助手磯崎珠奈ちゃん。私はいつもこのメンバーに囲まれ、ムードに守っていただき、舞台に上がることが出来ました。心から感謝しています。

男子楽屋のことはよくわかりませんが、いつも楽しそうな笑い声と鳥島明くんの悲鳴が聞こえて来て、ああ、そちらもいいねえと思っていました。はえぎわの男子は何だか「中学生」みたいなんだよなあ、いい意味で。役割がはっきり決まっている。本当に楽しそう。

私はいろいろ試行錯誤の日々でした。でも楽しかった。悩むのも楽しかった。芝居って、答えがすぐにみつからないのが、本当にすごいし面白いなと思った。相手役のトミー(はえぎわのスター選手富川一人くん)にはずいぶん稽古につきあっていただきました。トミーから言われたある言葉がとても大きく、考えを変えるきっかけになった。ありがとう。あとは、とにかく足が遅いよね。どんくさいよね。皆に申し訳なかったよ。もうどうにもならないとはいえ、いくらなんでも。本気で小学校、中学校時代の暗黒を思い出してブルーになった。何でこんななんだ、私は。でも皆励ましてくれて…情けない…36歳にもなって運動神経がないと落ち込む私ってホント。

 

※※

そして今回もノゾエくんには脱帽です。最後の最後まで、あきらめることなく粘るその姿勢は、きっと彼の生き方そのものなんだと思いました。

私ははえぎわの舞台に上がっているとノゾエくんという人の「地図」の上を歩いているような気がしてくる。その地図をくまなく、ひたすら歩き、やがて道なき道をも突き進むような時間に突入し、それでもまだ道はあるという、そういう気持ちに。だから「何かの役を演じる」というようなカラダとも少し違う、語弊があるかもしれないけど、「ノゾエ征爾になる」という感じがしている。ノゾエ目線で世の中と対峙する。それは簡単なことではないから、役者として悩むんだと。でもこんなに豊かな時間はないと思う。今回舞台上でそう思った。集中しろよって話ですが。

 

※※

ご来場いただきまして本当にありがとうございます。なんと9月の次回公演にも参加させていただきます。頑張ります。どうぞ宜しくお願いします。

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