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Posts Tagged 宮沢章夫

「生還」

  • 2008/09/26

宮沢章夫さんから宅急便が届きました。

□開けたら・・・


どーん!!「生還」!!

大変なご病気だとわかった時ご本人には「大丈夫ですよ」なんて言葉をかけていたが実は心の中では気が気でなかった部分もあり、しかし今こうやって無事に「生還」まんじゅうを作られるまで快復したのだとほっとしている。お元気になられて、本当によかったです。

まんじゅうはぺろりと頂きました。さすが老舗、とらやの「生還」まんじゅう。美味かった。あ、特注だと思いますよ、念のため。普通にとらやの店頭に売っているわけじゃないと思います、念のため。

わたくし率、円周率

  • 2008/09/21

水戸から帰って来て。何かごちゃごちゃしている1週間。友達と会いたくなったり会いたくなくなったり、ちょっと不安定でした。まあ、こういう感情の揺れはもう何億回も経験しているので耐性アリアリバリバリおとなしくしていました。こんな時役に立つのは、「意図的に独り言を言う」行為です。頭の中で言葉を溜めない。とにかく吐く、しかも人に迷惑かけずに。大人のマナーですよ。ねえ、あんた独りでも喋ってんの?普段人の何百倍喋ってるくせにまだ足りないの?気持ち悪いねーという声が聞こえて来ますね。被害妄想ですか。あら。

宮沢さんに会いました。術後順調のようでひと安心。最近購入されたiPhoneを見せてもらいやした。見てたら今まで興味なかったのに急にほしくなった。こわいですね。

いせゆみこちゃんが出演しているシャンプーハットの公演「葡萄」を見ました。シャンプーハット観劇は「津田沼」以来です。さらに言えば私が出演させていただいたのはもう10年以上も前・・・。いせさんとっても素敵でした。キュートって言葉が似合う人。見とれたわ。

川上未映子「わたくし率 イン 歯ー、または世界」と藤原正彦と小川洋子の共書「世にも美しい数学入門」を図書館で借りて読みました。数学苦手なんですが(0点経験あり)、今更ながらきっと何か少しでも理解できたら楽しいんじゃないかと思いまして。本の中で一番気になったのは「ビュッフォンの針の問題」。紙にたとえば10センチメートルの幅で平行線を何本も引いて、そこに平行線の幅の半分の5センチメートルの針を投げると、針は平行線に触れて交わるか、線に触れず平行線のあいだで横たわるか、どちらかになる。その触れる確率が1/πなんだって!ってことはすなわち3.141592・・・分の1ってことですよ。ええええええ何でですか?普通1/2じゃないんすか?何故いきなり円周率?丸は今全く関係ないじゃんよ!って感じで全く意味不明なんですけど、そこが面白かった。高校生の時分にこんな本に出会えていたらきっと。ま、出会えていても0点はとっただろうがねえ。当時本気で数学死んでくれと思っていましたもの。

某習い事。自主練の日々。毎日少しずつ出来るようになるから人間ってすごいなあと驚いてます。

体重計/悪夢/前

  • 2008/08/29

27日、久しぶりの晴れ間。宮沢さんのお見舞いに行く。笑うとまだ胸が痛むようだが術後は順調のようでほっとした。傷は痛々しいが、手術のおかげでこれから健康体になるのだか傷もありがたいものに見える。笑うと傷口が痛むのはわかっているはずだが、ついくだらない話で盛り上がり自ら痛みを誘発していた。まあ、私も悪いです。ゆっくりといろいろな話をする。寂しい話も。

何度かお見舞いに行っているが、ここ最近は私が帰る時「じゃあ、計ったらどうだ」と宮沢さんは必ず面会室にある体重計を指差す。私も毎回「それだけはほんともうちょっと無理なんで」と行って病院を後にする。

28日、某ドラマの撮影。朝早かったので休憩中にイスに座ったまま仮眠をとったら「突如顎がガクーンと外れる」夢を見た。しかも治ったと思ったらまたすぐ外れる、その繰り返し。さらにそこに「金縛り」の感覚がプラスされさながら超・悪夢。そして一番たちが悪いのは、あの「夢だが現実だかわからん感じ」。現実だと思って夢に対処しぐったりしてしまう、あの感じです。もう、本当に外れてると思ったからね、怖かった。疲れてるのかな。

仕事が楽しい。ずっとこの仕事をしていられるようにしたい。へこたれずにいい仕事をしたい。この数日、そのことばかりを考えている。いい舞台とは何か、いい仕事は何か。来年の活動に繋がって行くように考えを止めないように。とにかく前にと思う。

角田光代「八日目の蝉」読了。面白かったのですが「(好きな男の)子供が欲しい」という感情の書き方にちょっと違和感を感じるんだけど、どうなんだろ。皆女性は共感を持ってこの本を読み終えるのだろうか?

まことちゃん/歩き方

  • 2008/08/01

忙しい忙しいとか言いつつも「崖の上のポニョ」を観た。その後宮沢さんのお見舞いに行き、「ポニョ、観てきました」と報告。

 宮沢さん「その映画の正式なタイトル、何て言うの?」

 私「えー、確か崖の上のポニョ・・・いや、崖の下のポニョ・・・どっちかですね」

 宮沢さん「崖の上と崖の下じゃ相当違うぞ」

 私「そうなんですけど・・・上でもあり下でもあるっていうか・・・」

観て何時間も経過してないっつうのにこのていたらく。自分でも驚くぐらいいい加減である。ところで「崖の〜のポニョ」を観て思い出したのは、楳図かずお先生の「まことちゃん」であった。お見舞いは映画監督冨永くんと一緒に。某駅で待ち合わせし、冨永くんはひまわりの花を持っていた。素朴でいい花だなあ、ひまわりは。お見舞いにぴったりでした。

30日。友たちと飲み会。友達に恵まれているとつくづく。元ヤンキーではないけれど、元ヤンのように今後友達を超大事にしようと心の中で決定。そして出会ってもう9年、タカヤマちゃんの28歳生誕記念。おめでとう。まだまだ若いなあ、28歳。いいなあ。そんなわけでタカヤマちゃんには可愛い下着をプレゼントしました。

突然だが自分の歩き方が間違っているのはずいぶん昔から知っていたのだが、改善方法が今になってやっとわかってきた。これは訓練すれば普通に歩行できるようになるかもしれない。早く人間になりたい!・・・笠木泉内また人生、32年。内またと共に生きて来た。いつも傍らに内またがいた。嬉しいときも悲しいときもいつも私は内まただったんだ。寂しくなるね。

さあ、冗談はさておきこれから上手く歩けるようになるか?私よ。内またを治すラストチャンスかもしれんぞ。心して歩け。

お見舞い/女子高生

  • 2008/07/17

宮沢さんのお見舞いに行く。

実は何度か行っていた。「五人姉妹」の稽古中に「入院」の一報が入り次の日に見舞った。その時の宮沢さんは車いすで酸素ボンベを装着していた。見舞った私に気を使ってくれて入院時のエピソード等を話してくれるのだが、息が荒く苦しそうだったので、どうぞ喋らないで下さいと思ったものだ。

今日は非常に元気そうだった。順調に快復しているようで嬉しかった。一緒に行った矢内原美邦さんといせゆみこと高橋啓祐さんと女子高生Mさんと楽しく話をした。どうか早くよくなりますようにと願うばかりだ。

さて「女子高生Mさん」とは別に宮沢さんの教え子でもなんでもなく、それはつい最近まで共演していた三坂知絵子さんのことなんですけどね、彼女、女子高生の格好で来たんですよ、お見舞いに。待ち合わせ場所で絶句した私たちに向かって「宮沢さんに笑って欲しくて・・・」って言うんですよ。なんつうか、すごいですよ、その考え方が。だって完璧に間違ってるもん。間違ってるけど、すごい。そして似合っているのがまたすごい(似合うということは「コスプレとして似合う」という意味と共に「ちょい頑張れば女子高生に見えるほど似合う」っていう凄い意味も含んでいます)。まあ、三坂さんとは「トーキョー・ボディ」からのお付き合いなんだけど、事あるごとに私の心に爆弾を仕掛けてくる人で、それが爆発すると私はものすごいびっくりするわけです。「何それどうゆうこと??」みたいな。きっといろいろ正反対なのかもしれないし、でもそこが面白くて、いいんですけどね。普段は知的でかわいい女の子でもあるから、そのギャップに私が驚かされているわけです。全く慣れねえ。

総じて、面白くてかわいい人です、三坂さん。「かさぎさんも是非一緒に女子高生に・・・」と誘われましたが丁重にしかしきっぱりお断りしました。

宮沢さんは三坂さんを見るや否や、「何その格好?」とつっこんでいました。そりゃそうだ。

ミクニヤナイハラの稽古/うれしい

  • 2008/06/16

ミクニヤナイハラプロジェクト「五人姉妹」の稽古。昼から横浜の日ノ出町にある急な坂スタジオへ。

なかなか速度に慣れないけれど、高山さん曰く「楽しそう」な私。久しぶりの役者だから・・・。まずはセリフが出てこない自分に怒りを小爆発させています。むかつくな、自分。

ミクニさんの速度や哲学、本当に勉強になる。アデューの稽古とはまた全然違う時間。体が先に反応する感じです。結局体が動かなければセリフなんて入ってこないのです。とにかく幸福な時間を過ごしています。絶対に面白くなるので是非皆さん見に来て下さい。帰りの電車で、共演者の光瀬指絵ちゃんとお話しする。とてもかわいらしい素敵な人だなあ。

宮沢さんが日記にアデューの感想を書いて下さいました。とても嬉しいです。本当に嬉しい。そんな風に思ってくれたのかと。こうやって書いていただくことも本当にありがたいです。

今回の舞台に関して書きたいことがたくさんあって、でも時間がないから書かないかもしれない。そうしてどんどん忘れ去られていくのか、自分の中で。

3日目終了/チケット情報

  • 2008/06/11

11日昼 ◎  まだお席に余裕がございます(当日券を発売します)
11日夜 △ 残り少なくなっております(当日券を発売します)
12日夜  △ 残り少なくなっております

チケット予約は前日迄メールにて承ります。info@adieuadieu.comまでお願いします。制作より返信します。受け付けた時点で前売りが完売している場合もございますのでご容赦下さい。お電話でも承ります。09060266279までご連絡下さい。

当日券は開演一時間前から販売致します。ワンステージ5枚程度で先着順です。

チケットは整理番号順となっております。開場30分前から整理番号の早い方(チケット予約の早かった方)順のご入場となりますのでご了承くださいますよう宜しくお願いします。

※※
3日目。少し稽古して本番。ちょっと変更したり。芝居は安定してきたと思うけど、一番よかった時のテンポが戻ってこない。もちろんいろんな原因があるんだけど。回数重ねて来たしね。毎回新鮮な舞台にしたいけど、それが一番難しいって私がいちばんよくわかってる。皆も疲れが見えて来た。あと3ステージ、楽しんでやってほしい。

今日は宮沢章夫さんが見に来てくれた。嬉しい感想をいただいた。映画監督の山下敦弘さんと脚本家の向井康介さん、「フリクリ」の監督である鶴巻和哉さんと脚本家の榎戸洋司さん、はえぎわのカオティックコスモスさん、オールツーで照明をやってくれていた多賀くん、ぼくもとさきこ、他にもたくさんの人が見に来てくれて満員になりました。皆様本当にありがとう。

居酒屋で山下監督と役者の皆と富雄会の皆様と杯をかわした。

ふんばりどころ

  • 2008/05/16

久しぶりに心の中に収まらない出来事があり、あまりのことに酒を飲む。家で酒を飲むのはあまり好きではない。また明日から頑張るために一時間だけ。

劇中の映像打ち合わせをする。高橋明大くんが撮ってくれることになった。いろいろ話しているとイメージが膨らむ。ここが踏ん張りどころだ。面白くなるはず。ここで、告知。高橋くんの映画「最後の怪獣」が21日、「CO2 in TOKYO」にて上映されます。池袋シネマロサという映画館です。皆様是非観に行って下さい。私もほんの少し出演しています。上映後は高橋くんと宮沢章夫さんのトークショウもありますよ!

腰がかなりやばい。

駅弁/シャーリー

  • 2008/05/05

□アデュー公演のチケットご予約はこちら!

□引き続き公演のお手伝いをして下さる方も募集中です!本番中のお手伝い、稽古場のお手伝い等ご都合に合わせてで結構です。どうぞお気軽にメール下さい。

※※
明日なんです、いつもぎりぎりの告知。明日の夜9時からTBS系列で放映される「駅弁刑事2」というドラマにちょこっと出演しています。小林稔侍さん扮する駅弁刑事、・・・もうこれネーミングが素晴らしいですね。さあ、物語に駅弁がどう絡んでくるのか、絡んでこないのか、乞うご期待であります。

そんなわけで冨永昌敬監督の「シャーリーテンプルジャポン part4」の撮影のため某F山を望むS岡県で一泊合宿。撮影は非常に面白く大変で、ほんと頑張らなあきまへんわ、わてほんまによう言わんわ、と、役者カサギ気持ちを引き締めました。撮影終了後は合宿ならではな感じの飲み会にずるずる発展し久しぶりに大爆笑連発。笑いましたね、よじれる程に。冨永昌敬監督をはじめ、冨永映画でおなじみの役者さんである杉山彦々氏や福津屋兼造氏、スタッフの月永雄太氏、鈴木龍一郎氏共にみーんな大学時代からの友人なもので、つい話も若かりし頃のどうでもいい武勇伝や救いようのない思い出話に終始し、それこそ「箸が転んでも」状態になってしまったわけです。あの頃話していたことも全てくだらなかったけど、今現在も全てくだらない話しかしてないと思うなあ。成長していないというわけでもないが、個々は大きく変わってはいないようです。

あと、初めて知ったんだけど、S岡県ではけっこう皆「イルカ」を食べるんだそうで、驚いた。この話はS岡県出身の宮沢さんにもリサーチしてみたいと思う。

撮影はまだ続きますが、私と共演者の瀬戸夏実さんは共に先に帰京。東京での撮影を迎える日まで、私はまだまだ非常に面白く大変な作業は続きます。瀬戸夏実さんには先日の顔合わせで初めてお会いしたのですが、非常に慎ましやかでかわいい人だなと印象を持ちました。一緒に撮影に入ってみたらあらビックリ、慎ましやかさと同時に迫力も持ち合わせていて、あと言うことなすことすごく面白い。仲良くなりたい人、ここに発見。同じ福島県出身ですが、私は浜通りで彼女は中通りです。福島県民以外何のことかはわからないと思いますが、浜通りと中通りには東京都北区と千葉県柏市ぐらいの隔たりがあると思って下さい。あ、例えが中途半端でわかりずらいっすね、逆に。

ロケ地は本当にいいところだった。空気もいい匂い、緑は青青としていたなあ。ハードスケジュールな日々の中小さな旅行気分も味わえたし、何だか何かに誰かに全体に感謝したい気分。朝、一人でゆっくり散歩も出来た。贅沢な時間だった。また明日から稽古と台本と、そしてもう1つの稽古が始まるのです。F士山に向かって「今月どうぞ頑張りますので、何とか倒れないようにお願いします」と頭を下げた。体は倒れても心は倒れまへんでわて。体も出来る限り倒れまへんで、わて。

本番中日記

  • 2008/03/03

from ktai

3月1日、「アクワリウム」1ステ終了。全く緊張しなかった。何故だろか。上村くん、将一朗くん、白水社Wさん、田中夢、岩崎くん、渡辺道子さんが来てくれる。本当にありがとう。その後他の公演を鑑賞する。「静物たちの遊泳」リーディング公演は素晴らしかった。戯曲も俳優も演出もとてもよくて感動。いい作品を観ると本当に幸せになる。舞台面白いなあって本気で思うよ。その後リーディング部門3団体合同打ち上げ。田中夢が来てくれて一緒に打ち上げ参加。夢は「0相」メンバーと盛り上がっていた。「私明日アクワリウムに出演します」とまで言っていた。私は「静物たちの遊泳」に出演していたともさと衣ちゃんとゆっくりお話しする。

3月2日、打ち上げたのはいいが「アクワリウム」2ステ目。私は何日か前から憎き口内炎が出来ていてそれがじくじく痛む。ちくしょうである。セリフを噛まないようにじっくり口を動かし我流のアップをする。リーディング公演で噛むのは嫌なんだ、私は。だってリーディングだから。お客さんは言葉を聞いてくれるのだから。それにしても口内炎は計3個。本番は口内炎のおかげか緊張を感じた。宮沢さんが観劇してくれた。そして相馬くん、「ミスターリーディング」(一部の人にしかわからないネタですみません)ジッコウくん、鈴木くん、田中くん、細江さん、赤羽くん、いとこ、青山麻紀子、松山くんとたくさんの人が見に来てくれた。本当にありがとう。感謝します。終演後東京芸術劇場前で偶然昔の友人に会い二人で爆笑する。奇跡の確率で訪れる偶然。今。よくもまあ、人生は面白いもんだと思った。その後メンバーと宮沢さんとささやかに打ち上げる。家に帰り今回の反省をする。もっとこうすればよかったとかいろいろ考えた。自分の体の声をも
っと知らなくてはいけないのだな。

熊本のみんなはもう九州に到着しただろうか。9泊10日東京生活、疲れただろうなあ。ゆっくり休んで欲しい。私は口内炎を治しつつ、アデューの戯曲執筆に入る、はず、です。わーどうしよう。その前にたまっている制作仕事も片付けねば。

写真のテーオ、寝た姿がくだらない。

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